どうも、プログラミングの鬼シヨツ鬼です。
この記事では「CPANをオフラインでインストールしたいぜ」って人に向けてCentOS7.3におけるインストールする方法を具体的に説明しています。
初心者向けにコマンドの意味などもできるだけ説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ちなみに、この記事は次の動画と同じ内容ですので、記事だけだと分かりづらい部分は、そちらもご活用ください。
(ボタンの位置や操作方法などがわかるので、初心者の方は動画のほうが分かりやすいかも)
YouTube:CPANをオフラインでインストールする方法

#準備するもの
・インターネットに接続されたサーバ(CentOS)
・インターネットに接続できないサーバ(CentOS)
・愛と勇気

#概要
流れとしては、オンライン環境でCPANミラーと呼ばれる、CPANモジュールの詰め合わせをダウンロードします。
そして、そのダウンロードしたCPANミラーからオフラインでインストールするという流れです。

CPANミラーとは
CPANでインストールできる全てのモジュールの最新版をオフラインでインストールできるようにまとめたCPANモジュールの一式です。全部で4GBちょっとなのでDVDなどに焼いておくと持ち運ぶこともできます。

【オンライン側】
１．cpanmコマンドを使えるようにする
２．minicpanコマンドを使えるようにする
３．minicpanコマンドを使ってCPANミラーを作る

【オフライン側】
１．cpanmコマンドを使えるようにする
２．オンライン環境で作ったCPANミラーを使ってインストールする

#オンライン側での作業
###cpanmコマンドを使えるようにする
cpanmコマンドはperlのライブラリのインストール作業を助けてくれるコマンドです。
下記のコマンドでcpanmコマンドを使えるようにします。
yum install perl-App-cpanminus

###cpanminiコマンドを使えるようにする
cpanminiコマンドは、CPANミラーを作ってくれるコマンドです。
下記のコマンドでcpanminiコマンドを使えるようにします。
cpanm CPAN::Mini

###CPANミラーを作る
minicpanコマンドを使って、CPANミラーを作ります。
minicpan -r ダウンロード元のURL -l ダウンロード先ディレクトリ
(例)minicpan -r http://cpan.metacpan.org/ -l /home/usr01/minicpan/
ちなみに、ダウンロード元としては、下記のURLなんかを指定します。

・http://cpan.metacpan.org/
・http://mirror.jre655.com/CPAN/

詳しくはこちら

#オフライン側での操作
###cpanmコマンドを使えるようにする
基本的にはオンラインと同じですが、オフライン環境ですので、OSのインストールに使ったDVDイメージを使ってインストールします。
詳しくは動画を見てください。

###CPANミラーをコピーする
オンライン環境で作ったCPANミラー一式を適当なディレクトリに保存します。

###CPANミラーを使ってインストールする
次のようなコマンドで好きなCPANモジュールをインストールすることができます。
cpanm --mirror CPANミラーをコピーしたディレクトリインストールしたいCPANモジュール名
(例)cpanm --mirror /home/usr01/minicpan CPAN::Mini

#まとめ
CPANミラーを作って持ち歩いていれば、万が一インターネットの通っていない無人島に流れ着いた時もときもCPANモジュールをインストールすることができますね！
最後まで、読んでくれてありがとう。
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