どうも、プログラミングの鬼シヨツ鬼です。
この記事では「WindowsでOpenCVのC++版が使いたいぜ」って人に向けてOpenCVのダウンロードからサンプルプログラム実行までの流れを説明します。
ちなみに、この記事は次の動画と同じ内容ですので、記事だけだと分かりづらい部分は、そちらもご活用ください。
(ボタンの位置や操作方法などがわかるので、初心者の方は動画のほうが分かりやすいかも)
YouTube:OpenCVのインストール方法[Visual Studio][C++]
#使用する環境
Windows10 64bit版
Visual Studio 2017
#OpenCVのダウンロード
OpenCVの公式ページよりOpenCVのインストーラをダウンロードします。
本記事では、現時点で最新版のバージョン4.1.2をダウンロードしました。
ここからダウンロード
#インストール
ダウンロードしたインストーラをダブルクリックします。
インストールディレクトリを入力するウィンドウが立ち上がるので、インストールするディレクトリを指定します。
本記事では、「C:\」にインストールをします。
#環境変数Pathの設定
環境変数Pathに「C:\opencv\build\x64\vc14\bin」を追加します。
#Visual Studioの設定
1.Visual Studio 2017を開き、「ファイル」>「新規作成」>「プロジェクト」>「Visual C++」>「空のプロジェクト」より新規プロジェクトを作成します。
2.「ソリューション プラットフォーム」より「X64」を選択します。(画面上のほう。「デバッグ」の下あたりにある)
3.「プロジェクト」>「プロパティ」を開く。以下、プロパティ内での設定です。
4.「VC++ ディレクトリ」>「インクルード ディレクトリ」>「編集」より「C:\opencv\build\include」を追加します。
5.「VC++ ディレクトリ」>「ライブラリ ディレクトリ」>「編集」より「C:\opencv\build\x64\vc14\lib」を追加します。
6.「リンカー」>「入力」>「追加の依存ファイル」>「編集」より「opencv_world412d.lib」を追加します。
#サンプルプログラム作成
1.「プロジェクト名を右クリック」>「追加」>「新しい項目」>「C++ファイル」より新規ソースファイルを作成する。
2.画像表示を行う次のプログラムを書きます。
#include<opencv2\opencv.hpp>
int main(void) {
cv::Mat img = cv::imread("C:\\opencv\\sources\\samples\\data\\baboon.jpg");
if (img.empty()) return -1;
cv::imshow("View", img);
cv::waitKey();
return 0;
}
3.「デバッグ」>「デバッグなしで開始」を選択します。
4.画像が表示されれば成功!
#まとめ
OpenCVを使えば画像処理や画像認識を楽しめますので、ぜひ、チャレンジしてみてください。
読んでくれてありがとう!
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