社内でアンケートなど、複数人で同時に何かを入力してもらう形で資料を共有したいとき、
onedrive(Microsoft365)経由かスプレッドシートか、どっちでやるべきなのか?
OneDrive (Microsoft 365) | Google スプレッドシート | |
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提供元 | Microsoft | |
主な用途 | ファイル保存・共有・共同編集(Excel含む) | スプレッドシート作成・共有・共同編集 |
ファイル形式 | Excel (.xlsx) ほか多数対応 | Google スプレッドシート形式(Excel変換可能) |
保存容量 | 1TB/ユーザー(基本プラン) | 15GB(無料)・有料で増加可 |
対応デバイス | Windows、Mac、スマホ・タブレット | ブラウザ、スマホ・タブレット |
✅ OneDrive (Microsoft 365) のメリット・デメリット
✔️ メリット
- Excelをそのまま使える
- Excelの高度な機能(ピボット、マクロ、関数)がフル活用できる。
- Office製品との連携
- Word、PowerPoint、Outlookとシームレスに統合。
- オフライン編集可能
- ファイルをローカルに同期し、ネットがなくても編集できる。
- 権限管理が強力
編集・閲覧の細かな権限設定、共有リンクの期限設定が可能。 - セキュリティが強固
企業向けにセキュリティ管理(データ暗号化、アクセス制御)が強化されている。
❌ デメリット
- 使い方が複雑になりがち
- Excel Onlineは一部機能が制限され、複雑な設定が必要な場合も。
- コストがかかる
- Microsoft 365のサブスクリプションが必要(ビジネスプランは1ユーザー月額750円~)。
- 共同編集にやや難あり
- 大人数で同時編集すると競合(変更の衝突)が起きやすい。
✅ Google スプレッドシートのメリット・デメリット
✔️ メリット
- 無料でも使える
- Googleアカウントがあれば基本機能は無料で利用可能。
- リアルタイム共同編集がスムーズ
- 複数人で同時編集してもほぼ遅延なし、変更履歴も自動保存。
- シンプルで直感的
- 初心者でも使いやすく、権限設定や共有が簡単。
- クラウド完結
- アプリ不要でブラウザから利用可能。どこからでもアクセスできる。
❌ デメリット
- 高度な機能に弱い
- Excel特有の複雑な関数、マクロ(VBA)、ピボットテーブルは使えないか制限がある。
- ファイル互換性に課題
- Excel形式に変換すると、書式崩れや関数の違いが発生する可能性あり。
- セキュリティの制限
- 企業向けの厳密なアクセス制御はMicrosoftに劣る(Google Workspaceなら強化可)。
📌 どちらを選ぶべき?
▶ OneDrive (Microsoft 365) が向いている場合
Excelの高度な関数やマクロを使いたい
社内資料を安全に管理し、厳密なアクセス制御をしたい
Word・PowerPoint・Outlookと一元管理したい
既にMicrosoft 365を導入している
▶ Google スプレッドシートが向いている場合
リアルタイム共同編集を頻繁に行う
簡単な表計算・データ共有をすぐに始めたい
外部パートナーと手軽にデータを共有したい
コストを抑えたい(無料で十分な場合も)
💡 おすすめの使い分け
社内での正式な資料・複雑な計算 → OneDrive (Excel)
簡単な報告書・進捗管理・リアルタイム作業 → Google スプレッドシート