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MicroStrategy DesktopにImpalaを接続する

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MicroStrategy Desktopは、マイクロストラテジー社が提供するBIツールである。最近無償で利用できるようになった。
他のBIツール無償版と比較すると、以下の点が優れている。

  • 各種DBに接続可能
  • ローカルにデータを保存可能

なので、このMicroStrategy Desktopをそのまま業務利用できてしまう。
MicroStrategyは、一般的な時系列グラフはもちろん、ネットワーク図やサンキーダイアグラムといった複雑なビューも簡単に作成できる。

Microstrategy - Impala デモ2 空港別発便数の推移(年別).png

Microstrategy - Impala デモ5 空港間のグラフ.png

Microstrategy - Impala デモ6 SFOから他の空港へのフライト数の流量(サンキーダイアグラム).png

本記事では、Mac版の MicroStrategy Desktopを使ってOSSのSQL-on-HadoopエンジンApache Impala (incubating)(以下Impala)に接続する方法を紹介する。Impalaについてはこちらの記事も参照のこと。

環境

  • MicroStrategy Desktop 10.6.0
  • CDH 5.9.1
  • Impala 2.7.0+cdh5.9.1+0
  • MacOS X 10.11 El Capitan

必要なソフトウェアのダウンロード

MicroStrategy Desktop

以下のURLからダウンロードする。

ダウンロードしたらインストールする。

Impala JDBC Driver のダウンロード

以下のURLからImpala JDBC Driver をダウンロードする。

ダウンロードしたら解凍する。

MicroStrategy Desktop 上で Impala JDBC Driver を追加する

MicroStrategy Desktop を起動し、 新規にデータを追加 を選択する。

MicrostrategyからImpalaに接続1 新規データを追加.png

データベース選択画面で、 HadoopImpala を選択する。

MicrostrategyからImpalaに接続2 データベースを選択.png

インポートオプションを選択する必要があるが、ドライバの追加が目的なのでどれを選んでもいい。

MicrostrategyからImpalaに接続3 インポートオプションを選択.png

データソース追加… を選択し、データソース追加画面に移る。(画面省略)
データソース画面で、 ドライバーを追加 を選択する。

MicrostrategyからImpalaに接続5 データソースを選択(ドライバ追加前).png

ファイル追加画面に移るので、先程解凍した Impala JDBC Driver 内に含まれる全てのjarを追加する。

MicrostrategyからImpalaに接続6 ドライバの追加.png

このとき、つい ImpalaJDBC41.jar だけ選択してしまいがちだが、絶対にやってはいけない
このjarだけ追加しても動かない上、MicroStrategy上では登録完了扱いとなるため、アプリケーション上からの修正ができなくなるし、単にアプリケーションの再インストールを行っても修正できなくなる。
この状態で接続を試みると、以下のようなエラーが発生する。

(データベース エラー<3>: JdbcConnectionWrapper::Connect failed. Disconnected. 
Error type: Unknown exception. 
Jdbc operation attempted: Connect. 
Error Message:org/apache/thrift/transport/TTransport.データベース エラー<3>: 
JdbcConnectionWrapper::Connect failed. Disconnected. 
Error type: Unknown exception. 
Jdbc operation attempted: Connect. Error Message:org/apache/thrift/protocol/TProtocol.

万一この状態に陥った場合は、 ${HOME}/Library/Containers/MicroStrategy.MicroStrategy を削除することでユーザ固有の情報を初期する。
これにより、ドライバの再インストールが可能となる。

ドライバをインストールしたら、ホスト名:ポート番号ユーザ名パスワードを入力する。
ユーザ名とパスワードは必須項目だが、認証なしで動かしている場合本来は必要ない。適当な文字列を入力しておけば問題ない。
最後のデータソース名はMicroStrategy上の管理名なのでDB名とは関係がない。

MicrostrategyからImpalaに接続7 データソースを選択(ドライバ追加直後).png

これで、ImpalaのDBやテーブルにアクセスできるようになる。

MicrostrategyからImpalaに接続8 テーブルからインポート(ドライバ追加後).png

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