Cloudera Manager には豊富なチャート機能が付属していて、運用や障害解析を楽にしてくれる。
チャート機能を使った運用については、下記の記事などが詳しい。
- http://www.slideshare.net/Cloudera_jp/troubleshooting-using-cloudera-manager-cwt2015
- http://qiita.com/brfrn169/items/43e2069e141cfa9536ec
このチャート、実は全てSQLライクなクエリ言語「tsquery」で作成されている。
このtsqueryを使うと、Cloudera Manager 上であらゆるチャートを自分で作成することが可能だ。
チャートビルダーページを開くには、トップメニューから チャート → チャートビルダー を選択すればよい。
tsquery の使用方法を覚えるには、右上の ? をクリックしてヘルプ + チュートリアルを見るのが簡単だ。
チュートリアルの各クエリの下の お試しください をクリックすれば、チャートビルダーが構築できる様々なチャートの例を見ることができる。
以下、チュートリアルに沿って例文を紹介していく。
参考としてtsqueryの例文を掲載しているが、自分で一からクエリを記述する場合はチャートタイプなどを適切に選択しないと同じクエリを使っても同一のチャートを得られるわけではないことに注意すること。
チュートリアルの紹介
単一行チャート
以下の例は、サービスモニタ (Cloudera Manager の監視プロセスの一つ) のファイルディスクリプタの数をチャート化して表示する。
メトリクスの種類は、ヘルプにある 測定値のリスト をクリックすれば確認できる。
複数行チャート
以下の例は、サービスモニタとホストモニタ (これも CM 監視プロセスの一つ) のファイルディスクリプタの数を、同じチャートにまとめて表示する。
複数のチャート
以下の例は、全ホストの1分 / 5分 / 15分のロードアベレージをホスト毎のチャートとして表示する。これは、「ロードアベレージが最も高いホストはどれか?」という質問に回答するのに役に立つ。
積み上げチャート
以下の例は、Cloudera 管理サービス(先述のサービスモニタやホストモニタなど)のCPU使用量を積み上げチャートとして表示する。
これにより、個々のロールのCPU使用率及び合計CPU使用率を簡単に確認することができる。
積み上げチャートと折れ線チャート
以下の例は、サービスモニタの最大許容メモリと現在のヒープサイズ両方を表示している。
最大許容メモリは折れ線(このチャートでは事実上の直線)、現在のヒープサイズは面グラフとして表示するため、メモリを後どれくらい使うことができるのかを明確に確認することができる。
ヒストグラム
以下の例は、ロールごとのGCの数をヒストグラムの形で集計表示する。
ヒートマップ
以下の例は、全ディスクデバイスの瞬間的なディスク使用量をヒートマップとして表示する。
ドキュメント