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UnityではじめるOculus Go VRアプリ開発 (Mac OS)

Last updated at Posted at 2018-05-27

はじめに

Oculus Goが届いたので 早速VRアプリを作ってみたいと思います。
開発環境としてUnityかUE4で迷いましたが、Unity2018のグラフィックが格段に進化していたのと、自分はプログラムが多少できるのでUnityを選択しました。この記事ではMac OS環境下でのUnityのセットアップ手順からOculusGoでの確認方法までを説明します。
これからOculus Goでアプリを開発してみたい方の手助けになれば幸いです。

環境

  • Unity 2018.1.0f2
  • Oculus Go 64bit
  • Mac OS 10.13.3

Oculus Goセットアップ

はじめにOculus Goの設定をしていきます。

developer登録

まずはOculus Goのdeveloper登録をします。
以下のリンクから新しい団体を任意の名前で登録しておきましょう。
https://dashboard.oculus.com/organization/create

スクリーンショット 2018-05-28 0.47.45.png

Oculus Goを開発者モードにする

すでにOculus Goで一度でも遊んだ方は自分のモバイル端末内にOculus Goのアプリが入っていると思うので、そのアプリを開きます。そして以下のフローで開発者モードをONに切り替えます。

設定 > Oculus Go端末情報メニュー > その他の設定 > 開発者モード > ON

これでOculus Goの設定は一旦終了です。

Unityセットアップ

次にUnity側をセットアップしていきます。

JDK/SDKのインストール

Oculus GoのOSはAndroid N(7.1.2)ベースで動作するので、Androidアプリ開発同様にJDKとAndroid SDKのインストールが必要となります。
まだインストールしていない方は以下をMacにインストールしておきましょう。

JDK
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/jdk8-downloads-2133151.html
(私はJDK 8をインストールしています)

AndroidSDK
https://developer.android.com/studio/?hl=ja

プラットフォームの切り替え

File > Build Settingsを開きます。
Platformで、Androidを選択し、Switch Platformボタンを押下して確定させます。
スクリーンショット 2018-05-27 23.52.35.png

Player Settingsの変更

次に隣のPlayer Settingsを押下してください。Player Settingsのインスペクターが開いたら、Other Settingsを開き、IdentificationのPackageNameを確認します。
ここが「defaultCompany」のままだとビルド時に怒られるので、com.{CompanyName}.{ProductName} のように変更しておいてください。
また、Oculus Goで開発する場合、Minimum API Levelは19以降なので、それ以下の場合はこちらも19に変更しておきましょう。

スクリーンショット 2018-05-28 0.05.41.png

XR Settingsの変更

次にXR Settingsを開きます。Virtual Reality Supportedというチェックボックスがあるので、迷わずチェックします。するとSDK選択パネルが現れるので、+ボタンからOculusを選択しておきます。
スクリーンショット 2018-05-28 0.01.30.png

JDK/SDKパスの確認

Unity > Preferences > External Toolsを開いて、JDKおよびAndroid SDKがさきほどインストールしたパスを正しく参照しているか確認してください。
スクリーンショット 2018-05-28 0.07.04.png

以上でUnity側の設定は終わりです。

ビルドしてみる

Oculus GoをPCに接続

USBケーブルでPCとOculus Goを接続します。
接続するとOculus Go側で許可を求める確認画面がでるので許可しておきます。
PC側では adb devices コマンドでちゃんと認識されているか確認しましょう。
スクリーンショット 2018-05-28 1.17.28.png

ここがうまくいってないと、こんなエラーでます
スクリーンショット 2018-05-27 20.48.01.png

ビルド

では試しにCubeを一つ置いてBuild and Runしてみます。
スクリーンショット 2018-05-28 1.12.43.png

すると・・・
Untitled2.gif

すごくわかりづらいですが、Oculus Goから見ることができました。

Oculus Goには可能性しか感じないので、これからが楽しみです。
また何か題材見つけて記事にしたいと思います。

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