Exadata Cloud Service (ExaCS)には、Exadataイメージ(OS)、Oracle Grid Infrastructure (GI), Database Home のパッチがあります。
ということで、これらパッチを適用して適用されているかどうか確認してみてみます。
※Oracleでは、ターゲット・パッチ適用レベルを使用するデータベース・ホームにデータベースを移動することで、そのデータベースにパッチを適用することをお薦めします。このデータベース・パッチ適用方法の手順は、データベースを別のデータベース・ホームに移動してデータベースにパッチを適用するにはを参照してください。
■ 適用可能パッチ確認
● ExaCS VMクラスタ画面
バージョン項目にある使用可能な更新の[更新の表示]をクリック
● 更新画面
■ Database Backup
パッチを適用する前にデータベースをバックアップします。
■ Database Homeパッチ適用
推奨は、新しいパッチ・バージョンのデータベース・ホームにデータベースを移動します。これは、移動するデータベースにのみ影響します。
・参考:データベース・ホーム移動方式でパッチ適用してみてみた
今回は、データベースが現在存在するデータベース・ホームへ直接パッチ適用しました。
この場合、パッチを適用するデータベース・ホームにあるすべてのデータベースに影響します。
● Pre-Check
前提条件をチェックして、パッチを正常に適用できることことを確認します。
● Patch Apply
選択したパッチを適用します。パッチを適用する前に事前チェック操作を実行することを強くお薦めします。
-
Oracle提供のデータベース・ソフトウェア・イメージ画面
適用するパッチの右側にある三つのドットの「アクション」アイコンをクリックし、[適用]をクリック
-
適用中
パッチ・リストに操作のステータスが表示されます。パッチが適用されている間、パッチのステータスは「パッチ適用中」と表示され、データベース・ホームおよびそのデータベースのステータスは「更新中」と表示されます。操作中、ホーム内の各データベースは停止した後、再起動されます。パッチ適用が正常に完了すると、パッチのステータスが「適用済」に変わり、データベース・ホームのステータスが「使用可能」に変わります。
左項目にある[更新履歴]をクリックして完了確認
● Database Hoe Patch 19.12.0.0 適用確認
全Nodeへ Oracleユーザーで OSログインして、opatchコマンドで適用パッチを確認
[oracle@exacs-tokyo-1 ~]$ $ORACLE_HOME/OPatch/opatch lspatches
32139531;ADD PST MAJORITY CHECK WHILE CALLING ASMDEACTIVATIONOUTCOME FROM CELLCLI
29780459;INCREASE _LM_RES_HASH_BUCKET AND BACK OUT CHANGES FROM THE BUG 29416368 FIX
32327208;DSTV36 UPDATE - TZDATA2020E - NEED OJVM FIX
32327201;RDBMS - DSTV36 UPDATE - TZDATA2020E
31335037;RDBMS - DSTV35 UPDATE - TZDATA2020A
30432118;MERGE REQUEST ON TOP OF 19.0.0.0.0 FOR BUGS 28852325 29997937
31732095;UPDATE PERL IN 19C DATABASE ORACLE HOME TO V5.32
32918394;JDK BUNDLE PATCH 19.0.0.0.210720
32876380;OJVM RELEASE UPDATE: 19.12.0.0.210720 (32876380)
32916816;OCW RELEASE UPDATE 19.12.0.0.0 (32916816)
32904851;Database Release Update : 19.12.0.0.210720 (32904851)
OPatch succeeded.
● Database Patch 19.12.0.0 適用確認
[oracle@exacs-tokyo-x11 ~]$ sqlplus / as sysdba
SQL*Plus: Release 19.0.0.0.0 - Production on Thu Sep 8 16:33:19 2021
Version 19.12.0.0.0
Copyright (c) 1982, 2020, Oracle. All rights reserved.
Connected to:
Oracle Database 19c EE Extreme Perf Release 19.0.0.0.0 - Production
Version 19.12.0.0.0
SQL> select BANNER_FULL from v$version;
BANNER_FULL
----------------------------------------------------------------------------------------------------
Oracle Database 19c EE Extreme Perf Release 19.0.0.0.0 - Production
Version 19.12.0.0.0
■ Grid Infrastructure (GI)パッチ適用
Exadata Cloud Serviceインスタンスにパッチを適用すると、インスタンス内のすべてのコンピュート・ノードのコンポーネントが更新されます。VMクラスタまたはDBシステム・パッチは、リソースの Oracle Grid Infrastructure (GI)を更新します。
● Pre-Check
前提条件をチェックして、パッチを正常に適用できることことを確認します。
● Patch Apply
選択したパッチを適用します。パッチを適用する前に事前チェック操作を実行することを強くお薦めします。
-
Oracle提供のデータベース・ソフトウェア・イメージ
適用するパッチの右側にある三つのドットの「アクション」アイコンをクリックし、、[適用]をクリック
-
適用中
パッチ・リストに操作のステータスが表示されます。パッチが適用されている間、パッチのステータスは「パッチ適用中」と表示され、データベース・ホームおよびそのデータベースのステータスは「更新中」と表示されます。操作中、ホーム内の各データベースは停止した後、再起動されます。パッチ適用が正常に完了すると、パッチのステータスが「適用済」に変わり、データベース・ホームのステータスが「使用可能」に変わります。
左項目にある[更新履歴]をクリックして完了確認
● Grid Infrastructure (GI) Patch 19.12.0.0 適用確認
全Nodeへ gridユーザーで OSログインして、opatchコマンドで適用パッチを確認
[grid@exacs-tokyo-1 ~]$ $ORACLE_HOME/OPatch/opatch lspatches
31789178;ENABLE QUORUM DISK HEARTBEAT
32139531;ADD PST MAJORITY CHECK WHILE CALLING ASMDEACTIVATIONOUTCOME FROM CELLCLI
32918050;TOMCAT RELEASE UPDATE 19.0.0.0.0 (32918050)
32916816;OCW RELEASE UPDATE 19.12.0.0.0 (32916816)
32915586;ACFS RELEASE UPDATE 19.12.0.0.0 (32915586)
32904851;Database Release Update : 19.12.0.0.210720 (32904851)
32585572;DBWLM RELEASE UPDATE 19.0.0.0.0 (32585572)
OPatch succeeded.
■ Virtual Machine OSパッチ適用
● Pre-Check
前提条件をチェックして、パッチを正常に適用できることことを確認します。
● Patch Apply
選択したパッチを適用します。パッチを適用する前に事前チェック操作を実行することを強くお薦めします。
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Oracle提供のデータベース・ソフトゥエア・イメージ
適用するパッチの右側にある三つのドットの「アクション」アイコンをクリックし、、[適用]をクリック
-
適用中
パッチ・リストに操作のステータスが表示されます。パッチが適用されている間、パッチのステータスは「パッチ適用中」と表示され、データベース・ホームおよびそのデータベースのステータスは「更新中」と表示されます。操作中、ホーム内の各データベースは停止した後、再起動されます。パッチ適用が正常に完了すると、パッチのステータスが「適用済」に変わり、データベース・ホームのステータスが「使用可能」に変わります。
左項目にある[更新履歴]をクリックして完了確認
● Virtual Machine OS Update to 20.1.13.0.0.210817 パッチ適用確認
全Nodeへ rootユーザーで OSログインして、opatchコマンドで適用パッチを確認
[root@exacs-tokyo-1 ~]# imageinfo
Kernel version: 4.14.35-1902.306.2.10.el7uek.x86_64 #2 SMP Mon Aug 9 11:35:30 PDT 2021 x86_64
Image kernel version: 4.14.35-1902.306.2.10.el7uek
Image version: 20.1.13.0.0.210817
Image activated: 2021-09-03 11:23:27 +0900
Image status: success
Node type: GUEST
System partition on device: /dev/mapper/VGExaDb-LVDbSys1
[root@exacs-tokyo ~]# imagehistory
Version : 20.1.12.0.0.210717
Image activation date : 2021-09-02 01:43:36 +0900
Imaging mode : fresh
Imaging status : success
Version : 20.1.13.0.0.210817
Image activation date : 2021-09-03 11:23:27 +0900
Imaging mode : patch
Imaging status : success
■ クラウド・ツール dbaascli バージョンアップ
・Exadata Cloud Service: クラウド・ツール dbaascli をバージョンアップを参考
■ 参考
・Exadata Cloud Serviceインスタンスへのパッチ適用
・Exadata Cloud Serviceコンポーネントのパッチ適用のベスト・プラクティス
・Oracle Cloud: Exadata Cloud Service X8M を作成してみてみた
・Exadata Cloud Service: クラウド・ツール dbaascli をバージョンアップしてみてみた
・Exadata Cloud Service: データベース・ホーム移動方式でパッチ適用してみてみた