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Oracle Cloud: Exadata Cloud Serviceへパッチ適用してみてみた

Last updated at Posted at 2021-09-23

Exadata Cloud Service (ExaCS)には、Exadataイメージ(OS)、Oracle Grid Infrastructure (GI), Database Home のパッチがあります。
ということで、これらパッチを適用して適用されているかどうか確認してみてみます。

※Oracleでは、ターゲット・パッチ適用レベルを使用するデータベース・ホームにデータベースを移動することで、そのデータベースにパッチを適用することをお薦めします。このデータベース・パッチ適用方法の手順は、データベースを別のデータベース・ホームに移動してデータベースにパッチを適用するにはを参照してください。

■ 適用可能パッチ確認

● ExaCS VMクラスタ画面

バージョン項目にある使用可能な更新の[更新の表示]をクリック
10_ExaCS-DBHomePatch適用プリチェック01.jpg

● 更新画面

適用可能なパッチ一覧を確認
10_ExaCS-DBHomePatch適用プリチェック02.jpg

■ Database Backup

パッチを適用する前にデータベースをバックアップします。

  1. Database画面
    リソース > バックアップ から、[バックアップの作成]をクリック
    01_DB_Backup01.jpg

  2. バックアップの作成画面をクリック
    01_DB_Backup02_1.jpg

  3. バックアップ完了
    01_DB_Backup03-1.png

■ Database Homeパッチ適用

推奨は、新しいパッチ・バージョンのデータベース・ホームにデータベースを移動します。これは、移動するデータベースにのみ影響します。
・参考:データベース・ホーム移動方式でパッチ適用してみてみた

今回は、データベースが現在存在するデータベース・ホームへ直接パッチ適用しました。
この場合、パッチを適用するデータベース・ホームにあるすべてのデータベースに影響します。

● Pre-Check

前提条件をチェックして、パッチを正常に適用できることことを確認します。

  1. Oracle提供のデータベース・ソフウェア・イメージ
    適用するパッチの右側にある三つのドットの「アクション」アイコンをクリックし、[事前チェック]をクリック
    10_ExaCS-DBHomePatch適用プリチェック03.jpg

  2. 事前チェックの確認
    内容を確認して、[事前チェックの実行]をクリック
    10_ExaCS-DBHomePatch適用プリチェック04.jpg

  3. チェック中
    左項目にある[更新履歴]をクリックして完了確認
    10_ExaCS-DBHomePatch適用プリチェック05.jpg

  4. 作業リクエスト画面
    100%完了すればチェック完了
    10_ExaCS-DBHomePatch適用プリチェック06.jpg

● Patch Apply

選択したパッチを適用します。パッチを適用する前に事前チェック操作を実行することを強くお薦めします。

  1. Oracle提供のデータベース・ソフトウェア・イメージ画面
    適用するパッチの右側にある三つのドットの「アクション」アイコンをクリックし、[適用]をクリック
    11_ExaCS-DBHomePatch適用02.jpg

  2. データベース・ホーム・パッチの適用
    内容を確認して、[パッチの適用]をクリック
    11_ExaCS-DBHomePatch適用03.jpg

  3. 適用中
    パッチ・リストに操作のステータスが表示されます。パッチが適用されている間、パッチのステータスは「パッチ適用中」と表示され、データベース・ホームおよびそのデータベースのステータスは「更新中」と表示されます。操作中、ホーム内の各データベースは停止した後、再起動されます。パッチ適用が正常に完了すると、パッチのステータスが「適用済」に変わり、データベース・ホームのステータスが「使用可能」に変わります。
    左項目にある[更新履歴]をクリックして完了確認
    11_ExaCS-DBHomePatch適用04.jpg

  4. 適用完了
    左項目にある[更新履歴]をクリックして完了確認
    11_ExaCS-DBHomePatch適用04.jpg

  5. 作業リクエスト画面
    100%完了すれば適用完了
    11_ExaCS-DBHomePatch適用06.jpg

● Database Hoe Patch 19.12.0.0 適用確認

全Nodeへ Oracleユーザーで OSログインして、opatchコマンドで適用パッチを確認

[oracle@exacs-tokyo-1 ~]$ $ORACLE_HOME/OPatch/opatch lspatches
	32139531;ADD PST MAJORITY CHECK WHILE CALLING ASMDEACTIVATIONOUTCOME FROM CELLCLI
	29780459;INCREASE _LM_RES_HASH_BUCKET AND BACK OUT CHANGES FROM THE BUG 29416368 FIX
	32327208;DSTV36 UPDATE - TZDATA2020E - NEED OJVM FIX
	32327201;RDBMS - DSTV36 UPDATE - TZDATA2020E
	31335037;RDBMS - DSTV35 UPDATE - TZDATA2020A
	30432118;MERGE REQUEST ON TOP OF 19.0.0.0.0 FOR BUGS 28852325 29997937
	31732095;UPDATE PERL IN 19C DATABASE ORACLE HOME TO V5.32
	32918394;JDK BUNDLE PATCH 19.0.0.0.210720
	32876380;OJVM RELEASE UPDATE: 19.12.0.0.210720 (32876380)
	32916816;OCW RELEASE UPDATE 19.12.0.0.0 (32916816)
	32904851;Database Release Update : 19.12.0.0.210720 (32904851)

	OPatch succeeded.

● Database Patch 19.12.0.0 適用確認

[oracle@exacs-tokyo-x11 ~]$ sqlplus / as sysdba

	SQL*Plus: Release 19.0.0.0.0 - Production on Thu Sep 8 16:33:19 2021
	Version 19.12.0.0.0

	Copyright (c) 1982, 2020, Oracle.  All rights reserved.


	Connected to:
	Oracle Database 19c EE Extreme Perf Release 19.0.0.0.0 - Production
	Version 19.12.0.0.0


SQL> select BANNER_FULL from v$version;
	BANNER_FULL
	----------------------------------------------------------------------------------------------------
	Oracle Database 19c EE Extreme Perf Release 19.0.0.0.0 - Production
	Version 19.12.0.0.0

■ Grid Infrastructure (GI)パッチ適用

Exadata Cloud Serviceインスタンスにパッチを適用すると、インスタンス内のすべてのコンピュート・ノードのコンポーネントが更新されます。VMクラスタまたはDBシステム・パッチは、リソースの Oracle Grid Infrastructure (GI)を更新します。

● Pre-Check

前提条件をチェックして、パッチを正常に適用できることことを確認します。

  1. Oracle提供のデータベース・ソフトウェア・イメージ
    適用するパッチの右側にある三つのドットの「アクション」アイコンをクリックし、、[事前チェック]をクリック
    12_ExaCS-VMCluster-Grid-Patch適用プリチェック01.jpg

  2. 事前チェックの確認
    内容を確認して、[事前チェックの実行]をクリック
    12_ExaCS-VMCluster-Grid-Patch適用プリチェック02.jpg

  3. チェック中
    左項目にある[更新履歴]をクリックして完了確認
    12_ExaCS-VMCluster-Grid-Patch適用プリチェック03.jpg

  4. 作業リクエスト画面
    100%完了すればチェック完了
    12_ExaCS-VMCluster-Grid-Patch適用プリチェック04.jpg

● Patch Apply

選択したパッチを適用します。パッチを適用する前に事前チェック操作を実行することを強くお薦めします。

  1. Oracle提供のデータベース・ソフトウェア・イメージ
    適用するパッチの右側にある三つのドットの「アクション」アイコンをクリックし、、[適用]をクリック
    13_ExaCS-VMCluster-Grid-Patch適用01.jpg

  2. データベース・ホーム・パッチの適用
    内容を確認して、[パッチの適用]をクリック
    13_ExaCS-VMCluster-Grid-Patch適用02.jpg

  3. 適用中
    パッチ・リストに操作のステータスが表示されます。パッチが適用されている間、パッチのステータスは「パッチ適用中」と表示され、データベース・ホームおよびそのデータベースのステータスは「更新中」と表示されます。操作中、ホーム内の各データベースは停止した後、再起動されます。パッチ適用が正常に完了すると、パッチのステータスが「適用済」に変わり、データベース・ホームのステータスが「使用可能」に変わります。
    左項目にある[更新履歴]をクリックして完了確認
    13_ExaCS-VMCluster-Grid-Patch適用03.jpg

  4. 更新履歴画面
    状態が適用済みになれば完了
    13_ExaCS-VMCluster-Grid-Patch適用06.jpg

● Grid Infrastructure (GI) Patch 19.12.0.0 適用確認

全Nodeへ gridユーザーで OSログインして、opatchコマンドで適用パッチを確認

[grid@exacs-tokyo-1 ~]$ $ORACLE_HOME/OPatch/opatch lspatches
	31789178;ENABLE QUORUM DISK HEARTBEAT
	32139531;ADD PST MAJORITY CHECK WHILE CALLING ASMDEACTIVATIONOUTCOME FROM CELLCLI
	32918050;TOMCAT RELEASE UPDATE 19.0.0.0.0 (32918050)
	32916816;OCW RELEASE UPDATE 19.12.0.0.0 (32916816)
	32915586;ACFS RELEASE UPDATE 19.12.0.0.0 (32915586)
	32904851;Database Release Update : 19.12.0.0.210720 (32904851)
	32585572;DBWLM RELEASE UPDATE 19.0.0.0.0 (32585572)

	OPatch succeeded.

■ Virtual Machine OSパッチ適用

● Pre-Check

前提条件をチェックして、パッチを正常に適用できることことを確認します。

  1. Oracle提供のデータベース・ソフトゥエア・イメージ
    適用するパッチの右側にある三つのドットの「アクション」アイコンをクリックし、、[事前チェック]をクリック
    14_ExaCS-VMCluster-OS-Patch適用プリチェック01.jpg

  2. 事前チェックの確認
    内容を確認して、[事前チェックの実行]をクリック
    14_ExaCS-VMCluster-OS-Patch適用プリチェック02.jpg

  3. チェック中
    左項目にある[更新履歴]をクリックして完了確認
    14_ExaCS-VMCluster-OS-Patch適用プリチェック03.jpg

  4. 更新履歴画面
    状態が事前チェック合格になれば完了
    14_ExaCS-VMCluster-OS-Patch適用プリチェック04.jpg

● Patch Apply

選択したパッチを適用します。パッチを適用する前に事前チェック操作を実行することを強くお薦めします。

  1. Oracle提供のデータベース・ソフトゥエア・イメージ
    適用するパッチの右側にある三つのドットの「アクション」アイコンをクリックし、、[適用]をクリック
    15_ExaCS-VMCluster-OS-Patch適用02.jpg

  2. Database Home patchの適用
    内容を確認して、[パッチの適用]をクリック
    15_ExaCS-VMCluster-OS-Patch適用03.jpg

  3. 適用中
    パッチ・リストに操作のステータスが表示されます。パッチが適用されている間、パッチのステータスは「パッチ適用中」と表示され、データベース・ホームおよびそのデータベースのステータスは「更新中」と表示されます。操作中、ホーム内の各データベースは停止した後、再起動されます。パッチ適用が正常に完了すると、パッチのステータスが「適用済」に変わり、データベース・ホームのステータスが「使用可能」に変わります。
    左項目にある[更新履歴]をクリックして完了確認
    15_ExaCS-VMCluster-OS-Patch適用04.jpg

  4. 更新履歴画面
    状態が適用済みになれば完了
    15_ExaCS-VMCluster-OS-Patch適用06.jpg

● Virtual Machine OS Update to 20.1.13.0.0.210817 パッチ適用確認

全Nodeへ rootユーザーで OSログインして、opatchコマンドで適用パッチを確認

[root@exacs-tokyo-1 ~]# imageinfo

	Kernel version: 4.14.35-1902.306.2.10.el7uek.x86_64 #2 SMP Mon Aug 9 11:35:30 PDT 2021 x86_64
	Image kernel version: 4.14.35-1902.306.2.10.el7uek
	Image version: 20.1.13.0.0.210817
	Image activated: 2021-09-03 11:23:27 +0900
	Image status: success
	Node type: GUEST
	System partition on device: /dev/mapper/VGExaDb-LVDbSys1


[root@exacs-tokyo ~]# imagehistory
	Version                              : 20.1.12.0.0.210717
	Image activation date                : 2021-09-02 01:43:36 +0900
	Imaging mode                         : fresh
	Imaging status                       : success

	Version                              : 20.1.13.0.0.210817
	Image activation date                : 2021-09-03 11:23:27 +0900
	Imaging mode                         : patch
	Imaging status                       : success
	

■ クラウド・ツール dbaascli バージョンアップ

Exadata Cloud Service: クラウド・ツール dbaascli をバージョンアップを参考

■ 参考

Exadata Cloud Serviceインスタンスへのパッチ適用
Exadata Cloud Serviceコンポーネントのパッチ適用のベスト・プラクティス
Oracle Cloud: Exadata Cloud Service X8M を作成してみてみた
Exadata Cloud Service: クラウド・ツール dbaascli をバージョンアップしてみてみた
Exadata Cloud Service: データベース・ホーム移動方式でパッチ適用してみてみた

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