Network Visualizer は、選択したリージョンおよびテナンシのすべてのVCNに実装されたトポロジのダイアグラムが表示され、各コンポーネントの詳細なリソース情報を取得でき、リソース情報画面から 1 回のクリックで選択したコンポーネントの構成を表示および管理できるようになります。この機能により、ネットワークの可視性が向上し、トラブルシューティングが容易になります。
OCIコンソールのこのツールには、次の詳細レベルがあります。
・リージョン・ネットワーク・トポロジ
リージョン内の仮想ネットワーク構成全体のレイアウトおよびルーティング・トポロジの概要を表示できます。このトポロジには、DRG、VCN、CPE、および様々なタイプのゲートウェイが含まれます。
・Virtual Cloudネットワーク・トポロジ
サブネットおよびルーティング構成を含む単一VCNの組織を表示できます。このトポロジには、サブネット、VLAN、および他のリソースへのゲートウェイが含まれます。
・サブネット・トポロジ
サブネット内のインスタンス、ロード・バランサ、FSSおよびOKEクラスタに関するリソース情報を確認できます。
ということでネットワーク・ビジュアライザを使用してみてみます。
■ 必要な権限
ネットワーク・ビジュアライザにアクセスできるようにするには、次のポリシーを設定する必要があります。
Allow group <your_admin_group> to READ all-resources in tenancy
ネットワーク・ビジュアライザはvirtual-network-familyに属しておらず、より詳細な権限を持つ特定のグループにも属していません。
■ ネットワーク・ビジュアライザの使用
⚫︎ リージョン・ネットワーク・トポロジの表示
1) OCIコンソール画面
ナビゲーション・メニューを開き、[ネットワーキング] > [ネットワーク・コマンド・センター] グループにある [ネットワーク・ビジュアライザ] をクリック
2) ネットワーク・ビジュアライザ画面
ネットワーク・ビジュアライザ・ツールのダイアグラムでは、ネットワーク構成の構造の概要を表示でき、コア・コンポーネント間の迅速なナビゲーションに役立ちます。これにより、リージョンとコンパートメントの特定の組合せにおけるすべてのリソースのビューが提供されます。
このダイアグラムでは次を表示および理解できます:
VCNの相互接続方法
オンプレミス・ネットワークの接続方法(FastConnectまたはサイト間VPNを使用)
トラフィック・ルーティングを制御するルーティング・エンティティ(DRGなど)
転送ルーティングの構成方法
■ 参考
ネットワーク・ビジュアライザ
Announcing Oracle Cloud Infrastructure Network Visualizer