2019年12月26日にAWS認定デベロッパーアソシエイト試験(以下DVA)を受験し合格しました。
スコアは845でした。
この記事は合格するために使用した教材の所感を記録した記事です。
m(・____・)m
きっかけ
2019年12月5日に、友人から「いまや、ECサイトすら、サーバーレスで作れる」というコメントともに https://reinvent.aesworkshops.com/arc316/ このリンクが届きました。
Amazon API Gateway、AWS Lambda、Amazon DynamoDBなどによるサーバーレスの環境をCloudFormationで構築し、Amazon X-Rayで分析・トレースする様子を聞いて「AWSを使用していない自分がすぐに時代遅れになる」という危機感を覚えました。AWSに携わっている方は「今更なにを・・・」と思われるかもしれないですが、きっかけはこれでした。
そして9日に、「AWSエンジニアに近づくために、年内にDVAを取ろう」と受験を決意。
準備期間は16日でした。
前提条件
AWSソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)の資格を持っています。
プロフィール
- 28歳独身男性(2019年12月26日現在)
- プログラマ4年目(主にサーバーサイド)
- AWSソリューションアーキテクトアソシエイト(SAA)合格(2019年4月8日)
- 応用情報合格(2010年12月)
業務で使用したことのあるサービス
他社が管理しているAWSサービスの簡単な操作を行うことがあります。自ら設計・構築・運用をしたことはありません。
- EC2
- EBS
- EIP
- RDS
- ELB
- IAM
出題範囲の確認(2019年12月26日時点)
- AWS セキュリティのベストプラクティス
- AWS Well-Architected フレームワーク
- クラウド向けのアーキテクチャの設計: AWS のベストプラクティス
- AWS での継続的インテグレーションと継続的デリバリーの実践: DevOps によるソフトウェアデリバリーの高速化
- AWS におけるマイクロサービス
- AWS Lambda を使用したサーバーレスアーキテクチャ
- サーバーレスアーキテクチャによるエンタープライズのエコノミクスの最適化
- AWS でのコンテナ化されたマイクロサービスの運用
- AWS でのブルー/グリーンデプロイ
※ 上記は最新の情報ではない可能性があります。必ず公式ページの情報を参考にしてください。
教材
12月10日〜12月20日
AWS認定アソシエイト3資格対策~ソリューションアーキテクト、デベロッパー、SysOpsアドミニストレーター~
12月20日
模擬試験
12月20日〜12月26日
Ultimate AWS Certified Developer Associate 2020 - NEW!
AWS Certified Developer Associate 2020 [4 Practice Tests]
AWS認定アソシエイト3資格対策~ソリューションアーキテクト、デベロッパー、SysOpsアドミニストレーター~
オススメ度 ★☆☆☆☆
2019年12月9日の時点で、DVAに対応した書籍はこの「AWS認定アソシエイト3資格対策」一択でした。
サービスの概要を思い出すためにも一読。
Amazonで見ると評価が高いですが、DVAの資格対策としての評価は星1つです
全体的に情報量が少なく、ここに掲載されている知識だけではDVAは合格できないと感じました。
具体例を挙げると、
- DynamoDBで使用されるGSI・LSIの説明
- Elastic Beanstalkのデプロイポリシーの説明
などが、この本には掲載されていませんでした。
さらに注意すべき点は、この本(第1版)の情報が2019年3月時点のものだということです。すでに古くなっている情報があるかもしれません。
また、章末では
デベロッパー試験については、CodeCommit、CodeBuild、CodeDeploy、CodePipelineで実際にCI/CDパイプラインを構築し、アプリケーションをデプロイする経験を積んでいなければ答えられないような問題が出題される。必ずチュートリアルを実施し、実際の設定や動作を確認しておこう!
という具合に、チュートリアルを行うように促されます。
全てのチュートリアルをハンズオンする時間がなかったため、Udemyでハンズオン動画を見ることにしました。
私はYoutubeやAmazonPrimeビデオなどの動画を2倍速で見る習慣があります。Udemyの動画も2倍速で見れば、時間短縮ができると考えました
模擬試験
本を一読した後に、現状把握のため模擬試験を受けました。
総合スコア 60%
トピックレベルスコア | |
---|---|
1.0 Deployment | 25% |
2.0 Security | 50% |
3.0 Development with AWS Services | 71% |
4.0 Refactoring | 100% |
5.0 Monitor and Troubleshooting | 50% |
スコアは60%であるものの、自信を持って答えられたのは40%くらいでした。
「難しい、合格できそうにないなぁ」というのがこの時の素直な気持ちでした。
試験まで残り6日です。
Udemy
オススメ度 ★★★★★
多くの方がUdemyのこの動画をオススメしている理由がはっきりしました。
- サービスの全体像や仕組みが図解されている
- テストに出そうなポイントを教えてくれる
- 実際にAmazonサービスを動かした気になれる
- 本と違い最新情報が更新される
など利点があり、実際に私はこの動画+練習問題のおかげで合格することができました。
Ultimate AWS Certified Developer Associate 2020 - NEW!
「19時間分の動画があるから2倍速で見れば約10時間で全部見終わる、、、ちょちょいのちょいよ!」と楽観的でした。
Youtubeやアニメは日頃から2倍速で見ています。
毎日訓練しているので慣れているのです
そう、日本語ならね。。。
この動画は英語なのです。英語字幕が付けられるのが救いでした。
字幕をつけて、1.2倍、1.5倍と徐々にスピードを上げていき、必死に食らいつきました。
なにか違う能力が成長した気がします。
AWS Certified Developer Associate 2020 [4 Practice Tests]
主にお風呂に入る時間を使って、練習問題を解きました。
4つの練習問題のうち1つ完了できませんでしたが、知識の定着に非常に役立ったと思います。
試験当日は10時からのスタートだったので、朝5時〜9時まで練習問題の復習。
一度間違えたところを見直し、理解していないサービスは動画で再確認しました。
試験中
見直しの心構え
一通り解答を終えた後、見直しを行います。
「模擬で100%正解していない人が、本番で100%正解するわけがない」と考えました。
必ず何か間違えている、という疑いを持って再確認を行います。
見直しの分類
見直しの際、下記の3つに分類しながら確認をしました。
①絶対正解している解答
②自信のない解答
③まったくわからない解答
65問のうち、①が41問、②が15問、③が9問になりました。
合格ラインである720を超えるには、47問正解していないといけません(多分)。
焦らず見直しをします。
②に分類されたものに関しては、選択肢を消去法で潰していき、答えを絞りました。コスト・レスポンス速度・セキュリティなどの問われている条件をしっかりと確認します。
③に分類されたものは、考えてもわからなかったので、勉強不足を悔やみました。
提出前
試験に落ちることも考え、③に分類された問題の内容を頭にインプット。次の試験に備えます。
ドキドキしながら提出。
「おめでとうございます!」の文字が画面に表示されました。
スコアは845でした。(試験当日の夜にはスコアが確認できるようになっていました。)
感想
SAAよりも難しかったです。AWSのサービスに触る機会が少ない私にとっては、初めて知ることが多く、覚える量もSAAより多いかなという印象でした。
問題に正解するには、サービスごとの具体的な構築方法やトラブルシューティング方法を理解している必要があり、実務でも役立ちそうだなと感じました。
「自分がすぐに時代遅れになるという」危機感を覚えて勉強しましたが、私が所属している会社では、AWSを使う機会が少ないので個人開発で役に立てようと思っています。
来年はSysOpsアドミニストレータ アソシエイト(SOA)を受験します。