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2019年の3Dセンサを振り返る

Last updated at Posted at 2019-12-25

基本的にTwitterベースになりますが、2019年に起きた3Dセンサ界隈のニュースをまとめてみたいと思います。

Azure Kinect

今年の7月にマイクロソフトからデベロッパー向けのkinectの発売が開始されました。日本ではまだ発売されてませんが、海外から取り寄せられるみたいです。

azurekinect

Canon Vision Edition-U

FA技術アドベントカレンダーでも取り上げさせてもらいましたが、Canonが協働ロボット用の3Dセンサの発売を開始しました。
ユニバーサルロボットという世界で最も売れている協働ロボットと組み合わせて使用することができます。

canon

ZED2

STEREOLABSからZED2が発売されました。深層学習を使ったステレオによる3次元計測を行っているようです。

zed2

パイオニア 3D-LiDARセンサー

こちらはパイオニアからCESで発表された3D-LiDARです。2020年の秋ごろから発売開始するそうです。

パイオニア

Pixel4

最近増えてきていますが、Googleが開発した3D認識できるスマホということで取り上げてみました。
顔認識や空間ジェスチャに3D認識を使用しているそうです。

pixel4

CIS ToFカメラセンサROSパッケージ

ROS界隈もウォッチをしているのですが、CISが販売しているToFカメラがROSから簡単に使えるパッケージが公開されました。国産のセンサ・国産のROSパッケージということで取り上げてみました。

cis

iPad Pro

発売は来年になりますが、Appleも時期iPadに3Dセンサの搭載を予定しているようです。

ipad

RealSense LiDAR L515

インテルからLiDARタイプの新型のデプスカメラが発売されることが発表されました。プレオーダが開始されており発注した人には4月に届くそうです。

realsense

オムロン ロボットハンド搭載型3Dセンサー

こちらも発売は2020年の予定ですが、ロボットハンドに搭載できる小型軽量タイプの3Dセンサがオムロンから発表されました。産業ロボット界隈では位相シフト方式を用いた3Dセンサが多かったのですが、認識に時間がかかるのが問題でした。
こちらは約0.5秒で物体認識が可能だそうです。

オムロン

ケーブル認識に特化したロボット用3Dビジョンセンサ

クラボウから販売されているケーブル認識に特化した3Dビジョンセンサです。
ケーブルのような柔軟物は産業ロボットでは扱いにくい物体の1つとして自動化が進まない領域でした。ケーブルを正確に認識することで、ケーブルのハンドリングを可能にしました。

cable

Structure Sensor (MARK II)

iPadに取り付けられる3DセンサであるStructure Sensorの新型が発売されました。6年ぶりの更新で、前回より小型化、広視野角、精度向上が行われているようです。

mark2

MultiVu

深層学習によって単眼のカメラから3次元データを取る技術を開発しているMuliVuが700万ドルのシードラウンドを発表しました。単眼での3次元認識によって、従来のセンサと比べ小型化・安価になることが期待されています。

multivu

パイオニアとキャノン

パイオニアとキャノンがLiDARの共同開発を行うことが発表されました。

cp

まとめ

他にも様々なニュースがあったかと思いますが、2019年も多くの3次元センサが発売・発表されました。来年も引き続きウォッチしていきたいと思います。

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