anti-capcha.com
AntiCapchaという生産者の顔が分かるタイプのCapcha解析サービスを使ってみたので、そのレポートです。
使ってみた
ユーザー登録
まずはこちらの画面からユーザー登録を行います。
Capcha解析サービスに登録するためにreCapchaを解く必要があるというところに、一抹の疑問を感じながらも登録を行います。
入金
ユーザー登録の次に入金を行います。
ログイン後の画面の「Add Funds」で入金画面に移動できます。
多くのクレジットカードや仮想通貨に対応しているようです。
Capcha解析という怪しいサービスにクレカ番号を知られるのはリスクという考えで、今回はEthereumを使って入金することにしました。
Ethereumを選択して、入金額を入力すると、以下のような送金先アドレスが出てきます。
このアドレスに指定の額を送金することで、入金ができます。
今回は1USD分を入金してみました。
ガス代が高いせいで送金手数料として7USDもかかりましたが、安全に対する代金と考えれば安いもんです。
APIを叩く
いよいよAPIを叩いて見ましょう。
今回は一番シンプルなImageToTextTaskというタスクを解いてみます。
以下のような画像に含まれる歪んだ文字を解析するタスクです。
このタスクのAPI仕様書は以下に公開されています。
画像をbase64エンコードして送れば良いだけなんでとても簡単です。
公式のサンプルを少し変えて以下のようにAPIを叩いてみました。
clientKeyには管理画面から確認できる自分のアカウントのAPIキーを設定します。
curl -i -H "Accept: application/json" \
-H "Content-Type: application/json" \
-X POST -d '{
"clientKey":"XXXXXXXXXX",
"task":
{
"type":"ImageToTextTask",
"body":"'$(base64 path/to/image.jpg)'"
}
}' https://api.anti-captcha.com/createTask
curlを実行すると、以下のようなレスポンスが返ってくるので、レスポンス中のtaskIdを使って解析結果を取得します。
{"errorId":0,"taskId":1234567890}
実行結果の取得にはgetTaskResultを使います。
curl -i -H "Accept: application/json" \
-H "Content-Type: application/json" \
-X POST -d '{
"clientKey":"XXXXXXXXXX",
"taskId":1234567890
}' https://api.anti-captcha.com/getTaskResult
solutionの中のtextが解析結果となっています。
結果は arch dsjcbka
なので、しっかりと画像を解析して文字に出来ていることが分かります。
また他のフィールドから以下のことも分かります。
- かかった費用は0.00070USD(つまり1万枚で7USD)
- 15秒で解析が完了した(endTime - createTime = 15)
{
"errorId":0,
"status":"ready",
"solution":
{"text":"arch dsjcbka","url":"http://XXXXXXXX.jpg"},
"cost":"0.00070",
"ip":"XXXXXXXXXX",
"createTime":1639294869,
"endTime":1639294884,
"solveCount":0
}
生産者の顔とは?
さて、タイトルにある「生産者の顔」とは何だったのでしょうか?
実はこのサービスではreCapchaの解析を行っている方々からの感謝の言葉をみることができます。