はじめに
昨年4月に受託も自社開発もするIT企業にエンジニアとして入社したshionという者です。 4月からエンジニア2年目になりました。新人エンジニア応援キャンペーンということで、
「文系でIT知識0だけどエンジニアになれるのかな...」と不安に思っている学生or21卒に向けて
この1年間の経験と教訓をざっくりと書いていこうと思います。
「未経験入社でこんなことしてるんだ~」という参考になれば嬉しいです。
入社前の私の状態
・語学系の大学出身、ガクチカはバイト・留学・ボランティア ・PC知識はWordとExcelくらい ・__プログラミング経験は就活で偶然参加した2dayインターンのみ__ →ここでJavaScript(ほんの導入部分のみ)を学び、 「プログラミング楽しくね?」となりIT系を目指すことに結論
__意外とやっていける__。ただし__指摘を受け止める素直さと継続的な勉強はとても大事__。
私の1年間
4月~7月 新人研修
毎日8時間の研修 × 3か月間を受講した。 本来なら対面の予定だったが、緊急事態宣言により完全リモートで実施に。研修内容
・プログラミング(Java, SQL, HTML/CSS, JavaScript)
・プレゼン実習
・チームとして成果物の作成
ここで初めて本格的にプログラミングを学ぶ。
自分にとってはとても面白かったが、同じ未経験でも人によりけりという感じだった。
教訓
・予習中心の勉強
講義内容の頭への入り方が全く違うので、予習はホントにおすすめ。
・成績は上を目指す
うちの場合、成績の良さと希望通りの部署に配属される確率はおおむね比例していた。
未来の自分のために頑張ろう。
・尊敬できる先輩を見つける
これは配属後でもいいけれど、どこかで自分のロールモデルになる先輩を見つけられるとよい。
一人でも複数人でもいいので、「こういうところすごい」「格好いい」と思える人がいると勉強のモチベーションになる。
7月~10月 1つ目のプロジェクトに参加
ある企業の会員サイトの新規作成プロジェクトwithフルリモート。 要件定義から受注しているプロジェクトで、自分は基本設計から単体テストまで参加することに。業務内容
・基本設計 : 画面設計書・バッチ設計書作成
・製造 : 実際にエンドユーザーが利用する画面を複数実装(言語はPHP)
・単体テスト: 作成した画面が正しく動作するか、テスト仕様書を作成して実際に動かしてみる
教訓
・知らない技術にビビらない
配属されて未知の言語で開発することになるのはかなりのあるあるらしい。
しかし、いずれかの言語(私の場合はJava)で基本的な考え方を身につけられていれば、
他の言語の習得はかなり楽になる。なので恐れず、まずは1つの言語を習得しよう。
・知らない知識は逐一調べて蓄える
会議中でもわからない単語は控えておいて、後で調べるなり質問するなりすること。
そのまま放置すると、どんどん会話からおいていかれるので、聞きづらくても勇気を出す!
・もらった指摘・アドバイスは1か所にまとめて置き、適宜振り返る
アドバイスをもらいっぱなしにするのはもったいない!ExcelやWordにまとめておこう。
11月~3月 2つ目のプロジェクトに参加
営業支援システムの構築withフルリモート。 工程としては、テスト~リリースまでを経験できた。 (加えて、この時期は自学習として基本情報技術者試験の勉強も行っていた)業務内容
結合テスト:作成したシステムが単体として(ITa)/他システムと繋がったうえで(ITb)正常に動くか確認
シナリオテスト:実際の業務フローをもとに、間違いなくシステムが動くか確認
リリース :システムを本番環境で動く状態にし、お客様が利用可能な状態にする
教訓
・タスクが増えてもあせらない
焦る→確認がおろそかになる→バグを埋め込む→さらに焦る...はよくあるパターン。
タスクを任されたら、以下のの3つを確認して、一つ一つ丁寧に進めよう。
①優先順位 ②締め切り ③完成物イメージ
・インプットを怠らない、合わせてアウトプットもできればさらによし
ある程度仕事に慣れてくると、自分の興味がある分野の勉強ができる余裕が生まれる。
自分は業務で使っていたAWSや苦手意識の強いフロントエンドの言語の勉強をすることで
学びを業務へ生かすことができ、業務がより面白くなった。
・指摘も誉め言葉も素直に受け取る
指摘を素直に受け止めて、次に生かすのは当然。
しかしそれをやりすぎて自分を追い込んでもいいことはないので、
褒められた時はちゃんと「自分えらい!」と認めてあげる。
1年たった今の私の状態
・PHP, Java, HTML/CSSを使った基本的なコーディングはできるように ・ExcelもVBAを使ってマクロをコーディングするように ・基本情報技術者試験には合格 ・学生時代の専攻を活かし、英語ドキュメントも抵抗なく読めることが強みに →知識はまだまだ足りないものの、1メンバーとしてチームに貢献できており、 周りにも認めてもらえているまとめ
長くなってしまったが、以上が私の1年間の経験である。 未経験入社だが、曲がりなりにも1エンジニアとしてチームに貢献できていると考えている。もちろん高専や大学や院やらで情報系専攻してた人も同期にいて、
そういうメンバーとはレベルが全然違ってしんどいこともある。
でも情報系じゃなかったら存在価値がないとか、発言しちゃいけないとか、そういうわけじゃない。
私が伝えたいことは__未経験でも恐れすぎることはないよ!__ということである。
未経験でも、自分の頭で考えて意見を言うことができ、努力できる人は重宝される。
もし画面の前のあなたがエンジニアになるか迷っているのであれば、
ぜひ勇気をもって1歩を踏み出してみてほしいと思う。
コーディングが面白いと思えるのならば、
そして自学習が苦でないと思えるのならば、十分検討の価値がある仕事だと考える。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
皆さんと一緒にお仕事ができる日が来ればいいなと思っています。