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Oracle Java Cloud Service上のWebLogic Serverにアクセスしてみた

Last updated at Posted at 2016-08-25

概要

Oracle CloudのJava Cloud Servciceインスタンスを作成すると、短時間&小作業でWebLogic Serverの環境が使えるようになります。

Java Cloud Service上に構築されるWebLogic Server環境は、クラウド環境用に特殊な製品イメージを利用しているのではなく、普通のWebLogic Serverの製品イメージです。
そのため、管理コンソールやFusion Middleware Controlが管理ツールとして利用できます。

今回は、Java Cloud Service上の管理コンソールとFusion Middleware Controlにアクセスしてみます。

WebLogic 管理コンソール・Fusion Middleware Control アクセス手順

管理ツールのアクセス手順を説明します。
流れは以下のようになります。

  1. Java Cloud Serviceのサービス・コンソールを表示

  2. メニューから表示するツールを選択

    • 管理コンソール
    • Fusion Middleware Control
  3. (アクセス制御されている場合) アクセス・ルールを編集

1. Java Cloud Serviceのサービス・コンソールを表示

まずはOracle Cloudの起点となるダッシュボードを開きます。
Dashboard

このダッシュボード画面から、利用する各クラウド・サービスを選択していきます。
これからアクセスしたいのはWebLogic Serverの管理ツールなので、Java Cloud Serviceのサービス・コンソールを開きます。
serviceconsole

2. メニューから表示するツールを選択

サービス・コンソールには作成済みのJava Cloud Service インスタンスの一覧が表示されています。
アクセスするインスタンスの右側のハンバーガーメニューアイコン「≡」をクリックすると各種ツールへのリンクが表示されます。

管理コンソール

WebLogic Server コンソールを開く」を選択します。

menu-admin

WebLogic 管理コンソールが表示されます。
admin-console

管理コンソールへのアクセスURLは以下のように決まります。

  • https://<**管理サーバ稼働仮想マシンのパブリックIP**>:7002/console

管理サーバ稼働マシンのパブリックIPはサービス・コンソール上のインスタンス名をクリックした先の画面で確認できます。

public-ip

Fusion Middleware Control

Fusion Middleware Control コンソールを開く」を選択します。

menu-em

Fusion Middleware Controlが表示されます。

fmwcontrol

Fusion Middleware ControlへのアクセスURLは以下のように決まります。

  • https://<**管理サーバ稼働仮想マシンのパブリックIP**>:7002/em

3. (アクセス制御されている場合) アクセス・ルールを編集

以下の投稿記事で説明ありますが、Java Cloud Serviceのインスタンス作成時に「Enable access to Administration Console」に選択がない場合、7002番ポートが無効設定になります。

access-control

無効となっている場合、管理コンソールもFusion Middleware Controlにもアクセスができません。
そこで、7002番号ポートを有効化する操作を行います。

アクセス・ルール

Java Cloud Serviceにはネットワーク制御を行う「アクセス・ルール」という機能があります。
メニューから「アクセス・ルール」を選択します。
access-rule

アクセス・ルール画面には、デフォルトで設定されているJava Cloud Serviceに関わるネットワーク・アクセス・ルールの一覧が表示されます。
access-list

上図の中で「ora_p2admin_ahttps」という名前で定義されているアクセス・ルールがあります。(赤枠で示しているルールです。)
次のような内容のルールです。

  • アクセス元:公衆ネットワーク(インターネット)
  • アクセス先:WebLogic 管理サーバ
  • ポート番号:7002

ステータスに×が表示されているように、このルールが無効化されています。
そこで、管理サーバにアクセスできるように、ルールを有効化します。

1.ActionメニューからEnableを選択

rule-enable

2.有効化の確認
Enableボタンをクリックします

enable

3.実行中
少々待ちます

waiting

4.有効化完了
enabled

これでインターネットから管理サーバ7002番ポートへのアクセス・ルールが有効化されたので、管理コンソールやFusion Middleware Controlにアクセスできるようになりました。

まとめ

Java Cloud ServiceはWebLogic Server環境を提供しているクラウド・サービスです。
WebLogicの管理ツールとしてオンプレミス環境でも利用されてきた管理コンソールやFusion Middleware Controlは変わらず同様に使用する事ができます。

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