Cognosの導入パス/logs/XQEというフォルダがあると思います。
以下のイメージで、dq_verbosegc_XXXXX.log.001ファイルと、xqelog-XXXXX.xmlファイルが大量に生成されて、ファイルシステムがパンクしてしまう事象が発生しがちです。
これの対応についてまとめましたので、Cognosの運用をされている方はご一読下さい。
dq_verbosegc_XXXXX.log.001ファイルは名前の通り、Query ServiceのJVMのGCを記録しているログファイルです。
xqelog-XXXXX.xmlファイルは、DQM(動的クエリーモード)の動作を記録しているログです。
これらのファイルは基本的に増え続けて行き、自動消しこみはできないので、運用スクリプトを作成するなどして、消しこみの仕組みを作る事が必要です。
とはいえ、ログをそもそも出力させないなどのコントロールも可能ですので、以下はその情報です。
■ xqelog-XXXXX.xmlファイルについて
コントロールは、Cognos導入パスの/configuration/xqe.diagnosticlogging.xml ファイルで行います。
ログを出力させないためには、以下のように <diagnostics enabled="true"を"false"に変更し、Cognosを再起動します。
このファイルに関しては、以下のリンクの情報もご参照下さい。
特定の処理のログレベルを変更する事なども可能です。
【IBM Business Analytics Proven Practices: IBM Cognos Dynamic Cube Advanced Logging Settings】
https://www.ibm.com/developerworks/library/ba-pp-infrastructure-cognos_specific-page655/
【How to trace native SQL for relational DQM datasources or Dynamic Cubes】
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21579065
【No query execution trace "xqelog-xxx.xml" under ..\logs\XQE】
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21989478
■ dq_verbosegc_XXXXX.log.001 ファイルについて
Cognos AdministrationのQuery Serviceのプロパティで設定が可能です。
具体的には、以下の画面の赤枠の2つです。
「JVM 冗長ガーベッジ・コレクション・ログを無効にする」にチェックを入れて、Query Serviceを再起動すると、ログ出力がされなくなります。
「冗長ログへのガーベッジ・コレクション・サイクルの出力数」は、ここに指定した数だけGCの実行回数がログされると、ログファイルがローテーションされる設定値になります。