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Cognos Analytics on Linux & AIX で監視すべきプロセス

Last updated at Posted at 2017-10-16

#内容
Cognos Analytics で起動してくるプロセスと、その中で監視すべきプロセスを考えてみました。
Cognosとして正式なガイドがあるわけではないので、あくまで個人の検証・調査結果です。

<プロセス名>
①/opt/IBM/cognos/analytics/./bin64/./cogbootstrapservice (中略) runASDaemon <---- ②の親
②/opt/IBM/cognos/analytics/jre/bin/java (中略) cognosserver <----- ③⑤⑥⑦の親
③/opt/IBM/cognos/analytics/bin64/cgsServer.sh <-----④の親
④/opt/IBM/cognos/analytics/jre/bin/java (中略) CGSServer
⑤/opt/IBM/cognos/analytics/jre/bin/java (中略) DQServer
※CA11.0.7から/opt/IBM/cognos/analytics/jre/bin/java (中略) dataset-service
⑥/opt/IBM/cognos/analytics/bin64/BIBusTKServerMain
⑦/opt/IBM/cognos/analytics/bin/BmtMDProviderMain

<役割>
①ディスパッチャ用のjavaを起動、監視するプロセス
②ディスパッチャ用のjavaプロセス
③グラフ描画用のjavaプロセス④を起動するためのスクリプト
④レポート実行時のグラフ描画用のjavaプロセス
⑤レポート実行時のデータの抽出、計算、集計を行うための動的クエリー用のjavaプロセス
⑥レポート実行時に、主にレポートフォーマットを形成するためのBIBusTKServerMainプロセス
⑦データソース接続の確認 などに使用するためのプロセス

<プロセス障害時の動作>
①がKILLされるとレポート実行などに支障はないが、子プロセスが停止したときの自動起動が不可になる。また、サーバー停止コマンドでの停止ができなくなる。
②がKILLされると数分後に自動的にCognosサーバーの起動処理に入る。起動処理には時間がかかる。
③がKILLされても自動起動されないが、レポート実行に支障なし。
④がKILLされると③共々消えるがレポートを実行すると②により③④とも起動される。
⑤がKILLされると数秒後②により自動起動される。
⑥がKILLされるとレポートを実行すると②により自動起動される。
⑦がKILLされるとメタデータ接続(データソース接続テスト、FM接続など)が行われると②により自動起動される。

<監視対象>
①についてはサーバー停止ができなくなるため監視が必要。
②については起動の数分間ユーザーが使用できない時間が生じエラーが戻ってしまうため監視が必要。
③は自動起動されないが、子プロセス(CGSServer)が起動していればレポート実行に支障ないため監視をする事は望ましいが必須ではない。
⑤については、②により自動起動されるが、何らかの理由で自動起動できない場合にレポート実行に支障が出るため監視する事が望ましい。
④,⑥~⑦については必要なタイミングで自動起動されるため監視不要。

この内容で不都合や認識違いあれば是非フィードバック下さい!

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