Cognosの監査ログ削除メンテナンスについて、Cognos Analyticsで変わったところに気がつきましたので情報共有しておきます。
Cognos BIで監査ログを設定している環境では、監査DBの容量が永遠に増大していってしまい、製品としての自動的に消しこみの機能は提供されていないため、メンテナンスのため、各監査テーブルにSQL文でDELETEを投げる運用を手作りで実装します。
Cognos BI 10.2.2までのこの点に関する参考情報としては、以下の2つのTechnoteが参考にされていたと思います。
【監査データベースのレコード削除について】
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21452461
【IBM Cognos BI AuditDBCleanup】
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg24036642
この中で、COGIPF_PARAMETER表に関しては、TIMESTAMPの列が無かったため、他の表とJOINするなど面倒くさい消しこみをしていたと思いますが、Cognos Analyticsになって、この表にTIMESTAMPの列が追加されたようです。
【Knowleadge Center: COGIPF_PARAMETER Table】
http://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSEP7J_11.0.0/com.ibm.swg.ba.cognos.ug_cra.doc/c_asg_cogipf_parameter.html
これで普通に全テーブルにCOGIPF_LOCALTIMESTAMP指定でのDELETE文を発行すれば良いだけになった様で、少し実装が楽になりましたね、という情報です。