Cognos BI でのOracleデータソース接続設定手順

概要

Cognos 10 BIでの、Oracleデータソースへの接続設定の手順です。

昔のメモからの再現なので、間違っていたらご指摘下さい。

手順

CognosサーバーへのOracle Clientインストール

Oracleのサイトから、32bitのクライアントをダウンロード。

インストール・タイプは「管理者」で「次へ」。

日本語と英語を選択し「次へ」。

導入先を指定し「次へ」。

「終了」。

レスポンスファイルを「保存」。

インストール中。

終了。

Oracle JDBCドライバーを、<CognosInstall>/webapps/p2pd/WEB-INF/libと<CognosInstall>/v5dataserver/lib にコピー。

Windows環境変数で、システム環境変数の path に、Oracleホームの場所を追加
C:\app\oracle_c32\product\11.2.0\client_1

Windows環境変数で、システム環境変数に TNS_ADMIN を追加し、Oracleホームの場所を指定
C:\app\oracle_c32\product\11.2.0\client_1

C:\app\oracle_c32\product\11.2.0\client_1\network\admin\tnsnames.ora ファイルを作成
※以下は参考。

ORCL =
  (DESCRIPTION =
    (ADDRESS_LIST =
      (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = OracleHostName)(PORT = 1521))
    )
    (CONNECT_DATA =
      (SERVICE_NAME = orcl)
    )
  )

Cognosサービスを再起動。

Cognosデータソース設定

「起動」メニューから「IBM Cognos Administration」を選択。

「設定」タブを選択し、「データ・ソース接続」から「データ・ソースの新規作成」を選択。

タイプは「Oracle」、「JDBC接続の設定」をチェックし「次へ」。

tnsnames.oraに記載したSERVICE_NAMEを接続文字列に記載し、ユーザーID・パスワードを記載し、接続テスト。

「成功」を確認し「閉じる」。

JDBC接続で、接続タイプに「サービスID」を指定し、Oracle サービス IDにtnsnames.oraに指定した「SID」を記載し、「接続をテスト」。

「成功」を確認し「閉じる」。

データソース接続が作成される。

Framework Managerの設定

上記と同じ様な手順をFramework Managerにも行います。

・Oracle Clientの導入

・tnsnames.oraファイルの作成

・環境変数の設定

・JDBCドライバーのコピー
※<CognosInstall>/webapps/p2pd/WEB-INF/libのみ