3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

IBM Planning Analytics Local 2.0の紹介(Cognos TM1の後継製品)

Posted at

##Planning Analytics Local 2.0の紹介
Cognos TM1の後継製品である、Planning Analytics Local 2.0の簡単な紹介です。

TM1には元々、クラウドでのみ動作する「TM1 Cloud」と、オンプレで動作する「TM1 10.1、10.2」がありましたが、図のようにTM1 Cloudは「IBM Planning Analytics(略してIPA)」、TM1 10.2の後継は「Planning Analytics Local 2.0(略してPAL)」となりました。
今までCognos TM1 10.1や10.2を使用されていた方は、今後はPALをインストールして頂き、後継製品としてご使用頂く事になります。
006.PNG

PALになって、最も変わったところは、UIのところです。
これまでの「TM1 Web」「TM1 Application」「TM1 Architect」「Operations Console」はPALでも現時点では使用できますが、「Workspace(通称PAW)」がUIとして追加され、今後はPAWに統合されていく方針です。
「Perspectives」として親しまれてきたExcelのUI機能も、現時点ではPALで使用可能ですが、今後はPlanning Analytics for Excel(PAx)に統合されます。
007.PNG

PAWはブラウザベースのツールです。
TM1サーバーにアクセスし、Cube ViewやWebSheetのオープンだけでなく、Viewのグラフ表示への変換や画像・図形・テキストの挿入、Cubeやディメンション自体の作成など、様々な事が可能です。
画面の雰囲気を見て頂くとわかりますが、Watson AnalyticsやCognos AnalyticsのUIの雰囲気が踏襲されたものになっています。
008.PNG

PAxは以下のイメージです。
右側のペインからドラッグ&ドロップで、Viewのオープンなどできます。
また、PAxはPerspectivesで使用できた関数の85%が継続使用できるよう、引き継がれているようです。
009.PNG

こちらは、自分の環境内でPALを実装してみた時の概念図です。
PAWを動作させるためには、Docker VMを起動して、その上にPAWのサービスを起動させる必要があります。
このDocker VMを正常に動作させるためには、最低限8GBのメモリーは必要ですので、見積もり時にご注意下さい。
また、PAxはPAW経由でTM1サーバー類にアクセスとなりますので、PAx利用の際には、PAWの実装を予定しておくようお願いします。
005.PNG

今後、PAWやPAxの詳しい機能を紹介していきますので、ご期待ください。

3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?