概要
Cognos BI&Analyticsで認証のネームスペースを複数セットアップする事があると思います。
ネームスペースが複数ある場合に、特定のネームスペースを強制的に或いは優先的に認証させる方法の説明となります。
ゲートウェイ・ネームスペース(強制)
Gatewayが導入されているノードのCognos Configurationの「環境」→「ゲートウェイ・ネームスペース」で設定します。
このGatewayのURLにアクセスしたユーザーは、指定されたネームスペースでの認証が強制され、このネームスペースで認証が失敗した場合は、認証エラーとなります。
Gatewayは本体のDispatcherとノードが同じでも、Gateway自体を複数立てる事が出来ます。
同一ノードの別々のフォルダにCognosを都度インストールし、Gatewayコンポーネントのみを選択します。
例えば、以下のような使い方をします。
http://cognoshost/ibmcognosJP → 日本用LDAPで認証
http://cognoshost/ibmcognosUS → US用LDAPで認証
defaultNamespace(優先)
強制ではなく、優先して特定のネームスペースで認証する方法です。
つまり、プライマリのネームスペースで認証が失敗した場合、その他のネームスペースで認証が行われます。
図のように、「認証」→「詳細プロパティ」で、
名前:defaultNamespace
値:ネームスペース名
を指定します。
※defaultNamespaceパラメータの情報元(マニュアルには載っていないようですが)
http://www.slideshare.net/barnaby1502/cognos-technical-super-session-2012