概要
Cognos TM1 をWindowsサーバー上に実装する場合に、ウィルススキャンS/Wの対象とすべきファイル・フォルダに関する情報です。
Virus ScanのS/Wをただ入れるだけで、そのままでOKとしている環境は無いでしょうか。
Virus Scanの対象外にしなければいけないフォルダは、一番下のリンクにあるようにしっかりとガイドされていますので、ガイドに従って除外設定するようお願いします。
基本はPlanning Analytics Localでも同様だと思いますので、ご参考にして頂ければと思います。
スキャン除外対象一覧
TM1インストールディレクトリ
Cognos TM1やPALの導入先ディレクトリです。通常、以下になります。
C:\Program Files\ibm\cognos\tm1_64
TM1データディレクトリ
各TM1サーバーのデータディレクトリです。Tm1s.cfgファイルの「DataBaseDirectory」パラメーターで指定されるディレクトリです。
TM1ログディレクトリ
各TM1サーバーのログ出力ディレクトリです。Tm1s.cfgファイルの「LoggingDirectory」パラメーターで指定されるディレクトリです。
「RawStoreDirectory」を指定している場合は、こちらも対象外となります。
Tm1s.cfgファイルのディレクトリ
Tm1s.cfgファイルが存在するディレクトリも対象外です。
Excelシートがアップロードされるディレクトリ
WebシートとしてのExcelシートがアップロードされるディレクトリも対象外です。
データのインポート元、書き出し先ファイル
Turbo Integratorのプロセスなどで、データのインポート元のファイルの置き場所や、ASCIIOutputなどで書き出し先のファイルの置き場所も対象外です。
データソースとなるデータベース
Oracle、SQL Server、DB2など、TIプロセスの参照元となるデータベースも対象外です。
TM1Web/TM1WebExフォルダ
Cognos TM1 10.1.0以前は、C:\inetpub\wwwroot配下に存在したフォルダです。
それ以降のバージョンでは、TM1のインストールディレクトリを対象外としておけば大丈夫です。
TM1Webを使う場合のEXCEL.EXE
Cognos TM1サーバーにExcelの導入は現在は不要ですが、過去のバージョンで導入している場合は、そのフォルダも対象外となります。
C:\Program Files (x86)\Microsoft Office\OfficeXX
C:\Program Files\Microsoft Office\OfficeXX
参考情報
TM1 and virus scan software
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21458762