概要
Cognos BIで縦棒グラフのY軸を完全に固定したいという要件がある時があります。
例えば、下の様な棒グラフで、Y軸の最大値を「30,000,000」に固定したいという要件です。
内容
Cognos BI 10.2.2で普通にクラスター棒グラフを置き、「主軸」のプロパティで「軸の範囲」を最大値:30,000,000で固定してみます。
残念ながら、「30,000,000」を超える値(個人装備)が存在する場合、Y軸のスケールは「30,000,000」を超えて「40,000,000」まで勝手に延ばされてしまいます。
これはCognos 10 BIのグラフの仕様上の動作です。
基本的にこれはどうしようも無いのですが、どうしてもY軸を固定したい場合、Cognos 8時代の古いグラフを使用する事で可能です。
Report Authoringの「ツール」メニューから「オプション」を選択します。
「詳細」タブで「古いグラフ作成ツールを使用」をチェックします。
この状態で「グラフを挿入」しようとすると、以下のようにグラフ一覧でCognos 8時代のグラフが表示されます。
Y1軸のプロパティで、「最大値」を「30,000,000」に指定します。
レポート実行します。
Y軸の最大値が「30,000,000」に固定されていますね。
「個人装備」の棒も、30,000,000を超えているのがわかる表示になっています。
とまあ、このように、時によってはCognos 8 時代のグラフの方が、望む動きをする時があります。
レポートの実装を考える時に、Cognos 10でのグラフの機能で実装できない場合、Cognos 8時代のグラフを使ってみる、というのも選択肢にあるという事を覚えておいてもらえればと思います。