概要
Cognos BIを使用していて、レポートの出力をメールで送るテストをしてみたい時に、お手軽にメール通知できる環境を作れると楽ですよね。
今回は、BlackJumboDogというフリーのメールサーバーツールを用いて、お手軽にCognosから自分のメールアドレスに、レポートが添付されたメールを送付する環境を構築する手順です。
手順
Cognos BI 10.2.2@Windowsの環境でやっています。
まずはこちらのサイトから、BlackJumboDogのイメージをダウンロードします。
http://blackjumbodog.codeplex.com/releases/view/121525
Cognosサーバー上で、ダウンロードしたイメージファイルを右クリックして「インストール」します。
スタートメニューから「Launch BJD.exe」を選択します。
「オプション」→「メールサーバ」→「SMTPサーバ」を選択します。
中継許可タブにて、以下の様にローカルのアドレスを追加します。
ACLタブでも同様に、ローカルのアドレスを追加し、OKします。
Cognos Configurationの「通知」にて、下のようにSMTPメール・サーバーを指定し、テストを行います。
テストが問題なければ設定を保存し、Cognos ConfigurationからCognosサービスを起動します。
Cognos Connectionから、自分のメールアドレスを指定して、レポートを送信する処理を実行します。
無事に自分のアドレスに、Cognosからレポート付きメールが届きました。
ちなみに、SMTPサーバーへのテストは成功しているのにメールが送信されてこない場合は、Content Store DBのNC_XXXテーブルの再作成を実施すると直る事が多いですので、困った時はやってみてください。
※もちろん、Content Storeのバックアップ取得してから。
以下のSQLでNC_XXXテーブルを全部ドロップし、Cognos ConfigurationからCognosサービスを再起動すると、NC_XXXテーブルが再作成されます。
C:\Program Files\ibm\cognos\c10_64\configuration\schemas\delivery\db2\NC_DROP_DB2.sql