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Cognos Analytics データセットの自由度を広げる裏技

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データセットで自由度を広げる裏技

元ネタはこちらです。
へ~と思いましたので紹介しておきます。
Using Custom Queries in a Data Set (Cognos Analytics 11.1 R1)
https://www.youtube.com/watch?v=jwFr0sEhIWQ

データセットとは、Framework Managerで作成したパッケージの一部を集めて、キャッシュとしてコンテントストアに持たせる機能です。
001.PNG

こんな感じで、パッケージからクエリーアイテムをドラッグ&ドロップして、必要なアイテムを集めて、1つのデータセットとします。
基本これだけで、ここで新たに計算式を追加したり、複雑なクエリーを組んだり、というのはできません。
002.PNG

しかしながら、この裏技であれば、好き勝手に計算式追加したりクエリー組んだりできるよ、という話です。

試しに、ここで「差分」=「収益」-「計画収入」という計算式を追加してみます。

一旦データセットは離れ、ポータルから新規に「レポート」を開きます。
003.PNG

先ほどデータセットを作成しようとした際のパッケージをデータソースとして使用し、普通の手順で「差分」を作成します。
004.PNG

リストにデータアイテムを配置し、「クリップボードにレポートをコピー」でレポートXMLを抽出。メモ帳などに貼り付けておきます。
005.PNG

先ほどのデータセットに戻り(新規でも良いです)、Ctrl + Alt + M ボタンを同時に押します。
006.PNG

上の方にメニューが表示されました。まるでレポートの機能のようですね。
「クリップボードからレポートを開く」で、先ほどのレポートXMLを取り込みます。
007.PNG

来た~、という感じですね。「差異」がデータセットに存在しています。
008.PNG

「ページ1」だけでなく、この様にクエリーも見れますので、ここで計算式を変更する事も可能です。
009.PNG

データセットを保存して、「更新」後、試しにダッシュボードで見てみると、ばっちり「差分」アイテムが見れています。
010.PNG

この様に、「レポート」の機能で作った複雑な処理での結果セットを、レポートXMLを介してそのままデータセットに持たせるという事ができる、覚えておくとちょっと可能性が広がる裏技ですね。
ご活用ください~

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