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CSM: Dynamic Secret によるAWSの"アクセスキー"漏洩対策をためす

Last updated at Posted at 2024-09-13

概要

クラウドサービスの利用する企業への不正アクセス被害が相次いでいます
その主な要因として「アクセスキーの漏洩」の事例が、昨今、多く報告されています

アクセスキーの漏洩は、githubへアクセスキーを含めたコードをコミットを行うことによる漏洩であったり、また、多くの開発者等で、アクセスキーを共用したりした場合にも漏洩が生じる可能性がありえます

CSM (CipherTrust Secrets Management Powered by AKEYLESS) の"アクセスキー"を Dynamic Secret の機能により、一時的なアクセスキーを動的に生成することができます

これにより、"ソースコードや設定ファイルへのハードコード"や、"開発者でのアクセスキー共有"等による"アクセスキー漏洩"を避けることが可能です

目的

Dyanamic Secret により、一時的に有効なAWSのアクセスキーの作成手順を解説します。

参照ドキュメント

  • AKEYLESS ドキュメント

手順

前準備

こちらの記事にて、CSMのセットアップを行ってください

AWS Target の作成

Gateway Consoleにログインします

CSM_DS_AWS_2-1-1a.png

Targets > New を選択します

CSM_DS_AWS_2-1-2a.png

"AWS"を選択し、"Next"をクリックします

CSM_DS_AWS_2-1-3a.png

"Name"に任意の名前(例: "awsTarget1")を入力し、"Next"をクリックします

CSM_DS_AWS_2-1-4a.png

AWSでAkeylessを認証するためのユーザの"Access Key ID", "Secret Access Key"を入力します
"Region"に、作成されたAcces Keyでのアクセスが許可される AWSリージョンを選択します
"Next"をクリックします

CM(Gateway)がAWS EC2上にデプロイされている場合、IAMロールを用い認証することで、"Access Key ID", "Secret Access Key"といったSecret の設定を無くす事が可能です。(今回は検証環境の制限で利用できずませんでした。)

CSM_DS_AWS_2-1-5a.png

Targetが作成されました

AWS Dynamic Secret の作成

CSM_DS_AWS_2-2-1a.png

Item > New > Dynamic Secret を選択します

CSM_DS_AWS_2-2-2a.png

"AWS"を選択し、"Next"をクリックします

CSM_DS_AWS_2-2-3a.png

Nameに任意の名前(例: "awsDS1")を入力します
"Target Mode"で、作成した Target を選択します
(スクロールダウンします)

CSM_DS_AWS_2-2-4a.png

"User TTL"で一時的なアクセスキーの有効期間(ディフォルト: 60分)を設定できます
AWSへアクセスを行うGatewayを選択し、"Next"をクリックします

AWS Dynamic Secret の取得

CSM_DS_AWS_2-3-1a.png

一時的に有効なアクセスキーを取得するために、"Get Dynamic Secret"をクリックします

CSM_DS_AWS_2-3-2a.png

一時的に有効なアクセスキーを取得できました
”Expire in" で、残りの有効時間が表示されます

CSM_DS_AWS_2-3-3a.png

右上の"..." > "Temporary redentials"を選択します

CSM_DS_AWS_2-3-4a.png

現在、有効なアクセスキーの一覧が確認できます
アクセスキーは、有効時間が経過すると、自動的に削除されます

補足

今回、AWSを対象とした"アクセスキー"の漏洩対策として、CSMの Dynamic Secret 利用の方法をご紹介しました。

Azure, GCPにおいても、同様に Dynamic Secretをご利用いただくことが可能です。

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