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「インフラエンジニアの教科書1」を読んだ

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はじめに

とあるところで紹介があったのと、インフラ系知識を蓄えるために読んでみたので、新たに知ったことや、忘れていたこと、改め重要だと思ったところにフォーカスを当ててアウトプットしていく。
かなり前に読んだ本なので、当時付箋をつけていた箇所を再学習する意味も込めて。

書籍紹介

image.png

浅いところから深いところまで幅広く掲載されている書籍です。
インフラエンジニアでなくても役に立ち知識がたくさん詰まっているため、エンジニアの方であれば一度は読んでみると良いと思います。

ちなみに、いつの間にか改訂版も出ていたようです。

2も出てます。
こちらも読みましたが、アウトプットはまた今度。

1.サーバ

IAサーバ(IntelArchitectureサーバ)

Intel社や、AMD社などのインテル互換CPUを搭載し、かつ、通常のパソコンと同様のアーキテクチャをベースにして製造されたサーバを指す。

対応するソフトウェアも豊富にあり、パソコン向けの安価な部品も利用可能なため、規模の小さいシステムや低コスト化を目的に利用される。

RAID

パフォーマンスと耐障害性の向上のために用いられる。
2,3,4はあまり利用されないため割愛。(書籍では掲載されている)

RAID 概要 説明
0 ストライピング 複数のディスクを1つの保存領域として扱う(ディスクアレイ)。複数のディスクに分散して書き込むためI/O性能が高い。ただし対障害性はない。
1 ミラーリング 複数のディスクに同じデータを書き込み(二重化)、耐障害性を高める。
5 ブロック単位でのパリティ情報記録 パリティ情報を生成し、データと共に複数のディスクに分散書き込みを行う。1台の故障であればデータの復旧が可能。
6 ブロック単位での2種類のパリティ情報記録 パリティ情報とデータを分散書き込みするのはRAID5と同様だが、RAID6はパリティ情報を2重で書き込むことにより、耐障害性が向上している。2台同時の故障までであればデータの復旧が可能。
10 RAID1+0 RAID1+0構成。 
50 RAID5+0 RAID5+0構成。 
60 RAID6+0 RAID6+0構成。 

2.ネットワーク

スループット

単位時間あたりのデータ転送量を指す。

L2スイッチ

L2スイッチはフレームを受け取ると宛先のMACアドレスを確認し、適切なポートにフレームを転送する。

L2スイッチ内には、宛先情報であるMACアドレステーブルがあり、該当するMACアドレスが存在しない場合、LAN内にブロードキャストし、応答があったポートにフレームを転送する。

L3スイッチ

ルータ機能付きのL2スイッチ。パケットを受け取ると宛先のIPアドレスを確認し、適切なポートにパケットを転送する。

L3スイッチ内には、宛先情報であるルーティングテーブルがあり、該当するIPアドレス、または、ネットワークアドレスが存在しない場合、デフォルトゲートウェイに繋がるポートにパケットを転送する。

ワイヤースピード

スイッチに搭載されている各ポートに対し、理論上最大の通信量が発生する状態のこと。

ノンブロッキングスイッチ

全ポートに対し理論上の最大通信量が発生した場合(ワイヤースピード)に、それを捌く事ができるスイッチのこと。

L4/L7スイッチ

ロードバランサー付きのL3スイッチ。
負荷分散する際に分散先サーバの死活監視を行なっている。
応答がない場合、分散先から除外する。

  • L4スイッチ
    宛先のVIPとTCP/UDPポートを確認し、適切なサーバにパケットを転送する。
    一定間隔でサーバのIPアドレスとTCP/UDPポートの組み合わせを監視する。
  • L7スイッチ
    宛先のURLを確認し、適切なサーバにパケットを転送する。
    一定間隔でURLを監視する。

OSI参照モデル

役割やプロトコル例については補足してます。
基本情報技術者試験以来なので懐かしさを感じます。

階層 名称 役割 代表的な
プロトコル
7 アプリケーション層 アプリケーション間の通信方法を定義 HTTP,HTTPS,FTP,Telnet
6 プレゼンテーション層 データの表現形式を定義 SMTP,POP3,IMAP
5 セッション層 通信の開始・終了までの一連の手順を定義(通信が途切れた場合のリトライ手順等) SSL,TLS
4 トランスポート層 通信の品質や信頼性を確保するためのルールを定義 TCP,UDP
3 ネットワーク層 エンドツーエンドの通信を行う(ルーティング)ためのルールを定義 IP,ARP
2 データリンク層 接続された機器同士の通信ためのルールを定義 イーサネット,PPP
1 物理層 信号を正しく送信するためのルールを定義

前の章で出てきた、L2やL3の数字はOSI参照モデルの階層を表しています。Lはレイヤー(階層)。

3.ストレージ

ホットスペア

RAIDによりディスクの冗長構成を取っているうちの一部ディスクに故障が発生した場合に、故障したディスクを切り離し、自動的に冗長構成に組み込まれる待機系ディスクのことを指す。
尚、切り離されたディスクを交換した後は、そのディスクがホットスペアになる。

おわりに

書籍紹介でも記載した通り、インフラのことが幅広く掲載されている書籍です。
技術的な要素だけではなく、インフラ運用についての知識も記載されています。

主観で一部のみ紹介しましたが、もっと知りたい方は購入されてみてはいかがでしょうか?

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