自己紹介
初めまして、株式会社LabBase Developer Relations(以下、DevRel)チームの平塚です。
この記事は『技術広報 Advent Calendar 2023』の17日目の記事として書きました。
弊社のDevRelチームはLabBaseのエバンジェリストとして、Tech PR活動と採用を推進するチームで、その中でリーダをしております。
発足間もないチームですが、その振り返りとして、スカウト活動で得た知見をお伝えできればと思っています。
いきなりですが、本題に入る前に、DevRelチームとして私が大事にしていることをお伝えさせてください。
それは、自らの会社について 「情報をただ伝えるだけでなく、自分の言葉で解像度高く熱量を持って語れるようになること」 です。
スピード感を持って少数精鋭のチームで最大効果を上げていくために、母集団形成やスカウト、面談やその後のフォローまで全ての接点で、全員が純度高くこれを実行できることが大事だと日頃感じています。
自らが語れる採用広報を目指している私たちのチームですが、チーム発足から3ヶ月の取り組みを振り返りながら、良かった結果をシェアしたいと思います。
この記事は採用広報に携わる方だけでなく、広くエンジニア採用に携わる方の気づきや議論のきっかけになれば幸いです
本題
本日のテーマは「スカウト返信率を改善するための施策」に関してです。
弊社は、現場エンジニアを中心にスカウトを行っていますが、その中で以下の課題がありました:
- 目指す反応率に対してスカウト量の適性が不明確
- スカウト返信率が10%程度と低い
そこに対して考えた仮説は以下の通りです:
- スカウト本数が足りない(目標反応率に対して、スカウトの本数が足りないのではないか?
- スカウト文(候補者に魅力的な文章になっていないのではないか?)
- 条件(他社と比較して条件がマッチしていないのではないか?)
- タイミング(スカウト送付している候補者さんが返信したいタイミングではない?)
これらに対して、それぞれアクションを起こしていきました。
スカウト文や条件をブラッシュアップしてく中で、返信率の改善は見られたものの期待するほどのものではありませんでした。
そのため、「私たちがスカウトしたい候補者は多くスカウトを受け取っており、他の返信で手一杯になっている」と仮定し、候補者さんが登録や更新したタイミングで最速でアプローチすることを目指して、スカウト方法やチームの動き方を変えていきました。
また、タイミングに関して言及している投稿が少なかったのも今回投稿のきっかけになりました。
皆さんも転職メディア上で候補者さんが転職意欲を書き換えたタイミングで通知が来るな設定していると思いますが、どのくらいで行動に移しているでしょうか?
弊社はこれまでは、送付可否から文章を考えアプローチという流れを経て数時間もしくは翌日にアクションという手法でしたが、候補者さん転職意欲書き換え後の5分以内にアプローチ を目標としました。
この5分を実現するためにはワークフローや体制構築が必要になりますが、大事なのは候補者さんに一番最初に声をかけた会社になることだと考えています。
文章を5分で作成することが難しいと思われるかもしれませんが、判断完了後にまずは声をかけ、具体的な内容は後追いでも問題ありません。
このような試行錯誤の結果、以下の成果を得ることができました:
- 返信率の上昇(三ヶ月間で返信率が10% 〜 20%の上昇)
- 採用の加速(通年の採用目標に関して、半期で達成できる速度)
負担がかかる運用でしたが、スカウト返信率を上げるために一緒に頑張ってくれたDevRelチームのみんなにお礼を伝えたいとともに、より型化してサステナブルな運用をしていくことも今後の課題です
最後に
これまでは短期採用目標達成に向けて即効性のある改善策を打ってきました。
来年はさらに社内外に向けて発信を行い、自社の採用に対する中長期的な投資をしていきたいと思っています。
採用広報の真髄である広報活動を強化し、会社の魅力を伝え、働きたい!と思ってもらえる仲間を増やしていく。
その結果、自主応募をたくさんしていただけるような情報発信の取り組みをたくさんトライしていく年にします。
そのためには私たちのチームも、もう一段レベルアップをしたいと思っています。
例えば、採用に対する評価制度のアップデート、強いチームに向かうためのカルチャーの浸透、自社のプロダクトに閉じないITリテラシーの強化など、まだまだ私たちは強くなれると考えています。
宣伝になってしまうのですが、チーム発足からこの短期間でトライを重ねてきた魅力的なチームの進化はこれからです。
どうか、力を貸してやってもいいぞ!という採用広報のみなさん、ぜひカジュアルに意見交換できると嬉しいです。
一緒にエンジニア採用を盛り上げていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。