- 複数のアーキテクチャで作成されたStatic Library (*.aファイル)を一つにまとめることが出来ます。
- 環境ごとに設定ファイルを変更して、Static Libraryを設定する必要がないので便利です。
##作り方
- Xcodeがインストールされている前提(確認済みの Xcodeのバージョンは 6.1.1になります)
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実機用バイナリをコマンドラインでビルドします
- 最近のトレンドに合わせて armv7, armv7s, arm64 としています
xcodebuild -project Test.xcodeproj -sdk iphoneos -configuration Release -arch armv7 -arch armv7s -arch arm64 clean build
```
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シミュレータ用バイナリをコマンドラインでビルドします
- 最近のトレンドに合わせて i386, x86_64 としています
xcodebuild -project Test.xcodeproj -sdk iphonesimulator -configuration Release -arch i386 -arch x86_64 clean build
```
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上記でビルドした a ファイルを結合
xcrun -sdk iphoneos lipo -create build/Release-iphonesimulator/libTest.a build/Release-iphoneos/libTest.a -output build/Release-universallib/libTest.a
```
##確認
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ただしく出来たか確認
xcrun lipo -info build/Release-universallib/libTest.a
```
この例だと
```bash
Architectures in the fat file: build/Release-universallib/libTest.a are: armv7 armv7s i386 x86_64 arm64
```
こんな感じで表示されるはず。