概要
Azure AppServiceでPHP Empty WebAppをつかってWebアプリをデプロイした場合に、ファイルのアップロードサイズに制限がある。
以下ではその回避方法について解説するが、こちらを参考にしている。
Uploading Large Files to Azure Web Apps
作業
IISの設定ファイルをwwwrootに置く
以下の内容のweb.config
ファイルを作成する。
<valueInBytes>は最大アップロードサイズをbyteで入力する。
(50MB = 5010241024 = 52428800)
web.config
<configuration>
<system.webServer>
<security>
<requestFiltering>
<requestLimits maxAllowedContentLength="<valueInBytes>"/>
</requestFiltering>
</security>
</system.webServer>
</configuration>
このファイルをwwwrootに置く。
初期状態では、D:\home\site\wwwroot\
に置くことになる。
PHP.iniの設定をオーバーライドする
以下の内容のphp_overrides.ini
を作成する。
最大アップロードサイズを50MBにする場合は以下のように記述する。
php_overrides.ini
[php]
post_max_size=50M
upload_max_filesize=50M
このファイルをD:\home\site\ini\
に置くことになる。
WebAppを再起動する
設定が反映される。
参考
ファイルのアップロードや編集はKuduが便利です。
使い方はこちらを参考にするとよいでしょう。
Kuduを使ってWebサイトのデータをアップロードしてみました。
以上。