zabbixのマップにトラフィック量を表示させる方法です。
今回の環境はZABBIX5.0.7を利用してます。
#Zabbixマップの設定
予め、マップには以下のようにホストの登録をしておきます。
登録方法は割愛します。
#マップに表示させるトラフィック情報の確認
まず、Zabbixで収集した数多くあるトラフィックデータからどのトラフィックデータを表示させるのか確認します。
確認するポイントとしては、以下の2つです。
合わせて確認方法についても記載します。
- ホスト名
- ZABBIX→設定→ホスト→対象ホストの「ホスト名」
- インターフェイス・データのキー名:例)net.if.in[ifInOctets.71]
以上、ホスト名とマップ上に表示させるデータのキー名の確認方法でした。
後ほど、これらのデータを利用しますので事前に確認しておくことをおすすめ致します。
#ホスト同士を結ぶリンクの設定方法
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マップの変更をクリック
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リンク接続したいホストを
Ctrl
キーで複数選択。 -
要素の一括更新の画面が表示されます。ここでは何もしない。
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マップ上部にある「リンク:追加」をクリック
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要素の一括更新画面の下に、リンクが設定されていることを確認します。
ここで言う、「開始」「終了」は複数選択したホストのホスト名となっています。
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アクション:変更をクリック
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以下のようにラベル等を入力する画面が開きます。
リンクに対して設定できるものは以下の通りです。
3. ラベル:ここに入力したテキストがリンクの線上に表示されます。
4. タイプ:リンクの線の描写を選択します。デフォルトでは線。
5. 色:リンクの色を設定します。ここでは緑色。
6. 条件発生時の条件設定:ここでトリガーを選択することで障害発生時にリンクの線の描写や色を変化させることができます。
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次へ続く
#リンクへのトラフィックデータの反映
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要素の一括更新からリンクのラベルへの記入を行います。
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記入する構文としては以下の通りです。
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{ホスト名:キー名.last(0)}
- 例)
{RTX830:net.if.out[ifOutOctets.71].last(0)}
- 例)
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トラフィックデータ以外にもテキストを表示させることもできます。
- 例)
上り:{RTX830:net.if.out[ifOutOctets.71].last(0)}
- 例)
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応用すればこんな感じでトラフィックを表示できます。
ラベル↓
PPPoE(OCN) ↑:{RTX830:net.if.out[ifOutOctets.71].last(0)}/↓:{RTX830:net.if.in[ifInOctets.71].last(0)}
#参考Webページ
Create Interactive Zabbix Maps | Learn with Examples (Tutorial)
https://bestmonitoringtools.com/create-zabbix-maps-with-examples/