100万ページ以上のポータルサイトのテクニカルSEOで、低評価ページを一気に70万ページ以上削除する検証を行いました
今回テクニカルSEOの施策を実施したのは下記サイトです。
https://craft-bank.com/
サイトの配下に多くの会社情報ページを持っており、かつ情報が薄いことでGoogleから低評価を受けている状態でした。
具体的には、Googleサーチコンソール上で
- クロール済みindex未登録
- 検出-index未登録
のいずれかに振り分けられていました。
削除にあたってのリスクをどう評価したか
テクニカルSEOで特に担当者の方の頭を悩ませている状況としては、トラフィックが発生しているページ群が同時にGoogleからの低評価を受けているケースではないでしょうか。
今回一度に70万ページ以上削除するにあたって、実施を意思決定できたのは事業上のKPIの変更があったことによります。
削除対象のページやそのSEO的恩恵を受けているページから発生するエンゲージメントが事業上サブKPIのような位置づけになり、別のディレクトリのページから発生するエンゲージメントが主要KPIになったことで、低評価ページを削除することで見込める主要KPIのエンゲージメント向上を優先させる意思決定ができるようになりました。
対策
とはいえ、大幅なサイト上のコンテンツ変更にはなりますので、切り戻しがすぐできるようにエンジニアチームとの調整は行いました。
結果
施策の結果ですが、大成功となりました。
もちろん削除したページを含むディレクトリのトラフィックは大幅に落ちましたが、主要KPIの方は2~3倍のリードの増加が達成できました。
取りたかったミドルクエリでの1位獲得など、目に見える変化が得られました。
低評価コンテンツがなくなったことにより本来のドメインパワーが適切に評価されたのかと思います。