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背景

clsxを使ってみたく軽く調べたところ概要から基本的な使い方までを説明している記事があまりなかったので、簡単に自分の理解した範囲でまとめます。

私は初学者なので、基本的には同じ初心者向けの内容となると思います。
また、間違いも多少あるかもしれないので、その場合は優しく教えてください。

それでは行ってみましょう。

概要

clsx とは?

  • clsxは、JavaScriptやTypeScriptで使える軽量なライブラリで、主にReactコンポーネントなどでクラス名の文字列を効率的に、そして簡単に生成するためのものです。
  • これは特に、CSSのクラス名を動的に構築する際に非常に役立ちます。

なぜ clsx が必要なのか?

  • Reactのコンポーネントでスタイリングをする際、propsやstateに基づいて動的にクラス名を変更したいという要件がよくあります。
  • このような場面で、clsxは複数のクラス名や条件付きのクラス名を簡潔に、そして読みやすい形で生成するのを助けます。

主な特徴:

  • 軽量:
    • clsxはパフォーマンスを意識して設計されており、ライブラリ自体のサイズも非常に小さいです。
  • 柔軟性:
    • 文字列、オブジェクト、配列など、さまざまな形式でクラス名を指定できます。
      falsy値のフィルタリング: clsxはnullやundefined、falseなどのfalsyな値を自動的に無視します。

使用方法

基本的な使用方法をまとめます

インストール

まず、プロジェクトにclsxをインストールする必要があります。npmやyarnを使用してインストールできます。

npm install clsx
# または
yarn add clsx

使用

インストールが完了したら、以下のようにインポートして使用できます。

import clsx from 'clsx';

クラス名の構築

文字列の結合

最も基本的な方法です。複数の文字列を渡すと、それらがスペースで結合されます。

clsx('foo', 'bar');

// => 'foo bar'

条件付きクラス名

JavaScriptの条件式を使用して、条件に基づいてクラス名を組み込むことができます。

const isActive = true;
clsx('menu', isActive && 'active');

// => 'menu active'

オブジェクトを使用する

オブジェクトのキーがクラス名として、そのキーの値(真偽値)がそのクラスが適用されるかどうかを決定します。

clsx({
  'btn': true,
  'btn-primary': true,
  'btn-disabled': false
}); 

// => 'btn btn-primary'

配列を使用する

配列内の各要素は、文字列やオブジェクト、または他の配列として指定できます。これにより、複雑な条件でのクラス名の組み合わせも可能です。

const isDisabled = true;
clsx([
  'btn',
  {'btn-primary': !isDisabled},
  {'btn-disabled': isDisabled}
]); 

// => 'btn btn-disabled'

falsyな値の取り扱い

clsxは、null、undefined、falseなどのfalsyな値を自動的にフィルタリングします。これにより、無駄なスペースや不要なクラス名の追加を防ぐことができます。

clsx('foo', null, undefined, false, 0, 'bar'); 

// => 'foo bar'

まとめ

これらの方法を組み合わせることで、非常に柔軟にクラス名を構築することができます。
特にReactのコンポーネント内でのクラス名の動的な生成に非常に適しています。

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