プリレンダリングとは
Next.jsのプリレンダリングは、サーバーサイドでページのHTMLを生成し、クライアントに送信することを指します。これにより、クライアントがページをリクエストするたびに、サーバーが動的にHTMLを生成する必要がなくなり、ページの読み込み速度やパフォーマンスが向上します。
Next.jsには2つのプリレンダリングモードがあります:
1. Static Generation (静的生成) : ページがビルド時にHTMLを生成し、それがキャッシュされ、クライアントに配信されます。これにより、リクエストごとにサーバーがページを再生成する必要がなくなり、高速なパフォーマンスが実現されます。ただし、データが更新される頻度が低い静的コンテンツに最適です。
2. Server-side Rendering (SSR、サーバーサイドレンダリング) : ページがリクエストされるたびにサーバーでHTMLを動的に生成します。これにより、ページが常に最新のデータでプリレンダリングされ、動的なコンテンツやパーソナライズされたコンテンツに対応できます。データが頻繁に更新される場合や、クライアントごとに異なるコンテンツが必要な場合に適しています。
Next.jsでは、各ページコンポーネントに対してどのプリレンダリングモードを使用するかを選択できます。例えば、静的生成を使用する場合は getStaticProps
を、サーバーサイドレンダリングを使用する場合は getServerSideProps
をページコンポーネントで使用します。これらのメソッドは、ページのデータを取得し、それを使用してページのHTMLを生成するために使用されます。
プリレンダリングを使用することで、Next.jsアプリケーションのパフォーマンスとSEOの向上が期待できます。