自分の備忘録で書いておきます。
(左はjetson Nano。右はRaspberry Pi3 model B。)
#ハード関係
ハード関係の購入品は@karaage0703 さんのブログを参考にさせていただきました。
https://karaage.hatenadiary.jp/entry/2019/04/29/073000
https://karaage.hatenadiary.jp/entry/2019/08/19/073000
中でもお気に入りはモニタ。ある程度大きくて、組立も楽なので重宝しています。
HDMIケーブルも付属しているので、追加でケーブルを購入する必要もありません。
##ファン
ファンは5V用を購入しましょう。
https://qiita.com/yamamo-to/items/bf77048b6f650aad346f
取り付けボルトには**罠があります。**M3は入りません。
(どう頑張ってもM3は入らない。)
ネジを「あなたにおススメ」とかで購入するとエライ目に合います。
M3用の穴を加工する方法もありますが、私は不器用なので素直に
M2のボルトを買うことにしました。(まだ、買っていないので、買って
付けたら追記する予定です。)
##Wifi関係
私はドングルを使ってWifiに接続しました。基本的にjetson Nanoに挿せば認識して
くれますが、何故か再起動しないとネットにつながりませんでした。
#ソフト関係
##JetCardで楽々インストール
JetCardを使えば主要なライブラリ・モジュールが普通に付いてきますので
是非使いましょう。主に以下が添付されています。
- Numpy
- TensorFlow
- matplotlib
- OpenCV など
##環境構築
JetCardに入っていないものは手動でインストールします。
コンソールの立ち上げはJetson Nanoのデスクトップから右クリックを
して「Open Terminal」(英語版)から立ち上げます。
まずは、いつものアップデートから。
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
###scikit-learnなどのインストール
#sudo pip3 install scikit-learn
sudo apt-get install -y python3-sklearn
#sudo pip3 install pandas
sudo pip3 install pandas==0.25.3
sudo pip3 install Jetson.GPIO
↑@daisukelab さんの情報提供により更新しました。(2020/5/18)
pandasのインストールは30分くらいかかります。
GPIOはお好みで。
私は、異常検知の良否判定でLEDを光らせたいのでインストールしました。
###Kerasのインストール
KerasはTensorFlowに内蔵されているので、特にインストールは必要なく
tensorflow.keras
とすればKerasを使うことができます。(こちらを参照)
ただ、私はKerasを主体に使うので、tensorflow.keras
とするのが
面倒くさい!なので、Keras単体をインストールすることにしました。
sudo apt install libatlas-base-dev gfortran
sudo pip3 install -U cython
sudo pip3 install keras
###音関係のインストール
FFT変換はscipyを使うので、インストールします。
sudo apt-get install python3-scipy
また、録音やリアルタイムな音の処理はpyaudioを使っています。
こちらもインストールします。
sudo apt-get install portaudio19-dev
sudo pip3 install pyaudio
###pyqtgraphのインストール
FFTの波形を高速に描画したい場合、matplotlibでは処理が追いつきません。
pyqtgraphを使えば、高速に描画ができます。pyqtgraphの威力はこちらをご覧
いただければ分かるかと思います。
sudo pip3 install pyqtgraph
#まとめ
- ファンは「電源」と「取り付けボルト」を確認して購入する。
- JetCardは凄く便利。