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ネスペチートシート(自分用)

Last updated at Posted at 2024-03-29

トイレに貼る用。

よく見るIEEE802

規格 説明 備考・キーワード
IEEE802.1X LAN認証に関する規格 サプリカント、オーセンティケータ、EAP、RADIUS
IEEE802.3 有線LANに関する規格 イーサネット
IEEE802.11 無線LANに関する規格 Wi-Fi
IEEE802.1Q VLANに関する規格 タグVLAN
IEEE802.1p パケット優先順位制御 QoSに関する規格 CoS
IEEE802.16 Wireless MANに関する規格 WiMAX、BWA
IEEE802.1ab リンク層ディスカバリ(LLDP)の規格 ネットワーク自動認識、トポロジマッピング、SNMP代替
IEEE802.1ad   プロバイダーブリッジ規格 Q-in-Q、プロバイダーVLAN、階層化VLAN

IEEE 802.11

規格 策定時期 周波数帯 最大通信速度 帯域幅 キーワード
IEEE802.11 1997年 2.4GHz帯 2Mbps 22MHz 無線LAN基本規格
IEEE802.11a 1999年 5GHz帯 54Mbps 20MHz OFDM方式採用
IEEE802.11b 1999年 2.4GHz帯 11Mbps 22MHz
IEEE802.11g 2003年 2.4GHz帯 54Mbps 20MHz 802.11a相当の高速化
IEEE802.11n 2009年 2.4GHz帯/5GHz帯 600Mbps 20/40MHz Wi-Fi4,MIMO導入
IEEE802.11ac   2013年  5GHz帯 6.9Gbps 20/40/80/160MHz Wi-Fi5,多ストリーム
IEEE802.11ax 2021年 2.4GHz帯/5GHz帯 9.6Gbps 20/40/80/160MHz Wi-Fi6(E),OFDMA採用

イーサネット

フレームと呼ぶ。

イーサネットフレーム構造
1

項目 長さ(BYTE) 説明2
プリアンブル 8 通信の同期のための特別なビット列。10101010 x 7オクテットの後に10101011が来る。
宛先MACアドレス 6 宛先のMACアドレス
送信元MACアドレス 6 送信元のMACアドレス
タイプ 2 フレームタイプ。データ部の内容を明示する。
データ 46~1500 データ部。
FCS (Frame Check Sequence) 4 欠損を確認するためのCRC(Cyclic Redundancy Check)値。データ部分だけでなく、MACアドレスなどのヘッダをもチェックする。

MTU, MSS

  • MTU(Maximum Transmission Unit)
    • 最大1500バイト (イーサネットフレームの最大サイズは1518バイトのため)
  • MSS(Maximum Segment Size)

MTUとMSS
3

VLAN

image.png
4

項目 長さ(bit) 説明 5
TPID (Tag Protocol Identifer) 16 IEEE802.1Qフレームであることを受信側に示す情報。「0x8100」で固定。
TCI (Tag Control Information) 16 ↓の3つの制御情報を含む。
CoS (Class of Service), PCP (Priority Code Point) 3 フレームの優先順位。0~7で7が最優先。
CFI (Canonical Format Indicator) 1 アドレス形式を示す情報。イーサネットの場合は0の値が入る。
VLAN ID 12 VLAN IDを示す情報。0~4095の値が入る。0,4095は特殊用途なので、一般には4094通り。

IPv4

パケットと呼ぶ。

ipv4パケット 6

項目 長さ(bit) 説明7
バージョン 4 IPのバージョン。IPv4なら4
IHL(IP Header Length) 4 IPヘッダのヘッダ長。32ビットの何倍かを整数で示す。付加情報を付けることで32ビットの整数倍にならない場合は、ヘッダ末尾のオプションに詰め物(Padding?)を入れることで、32ビットの整数倍にする。通常は20バイト(=160ビット)
ToS(Type of Service) 4 パケットの優先度を付ける場合に利用される。あまり使うことはありない。ToSとして利用される場合とDiffServとして利用される場合の2パターンがある。Tosの場合は、3ビットで優先度をつける。DiffServの場合は6ビットで優先度をつける。
パケット長 16 ヘッダとペイロードを合わせたパケット全体の長さ
識別子 16 パケットが分割(フラグメント化)された場合のパケット識別するID
フラグ 3 1ビット目:不使用。2ビット目:DF(Don't Flagment)ビット。1の時フラグメント化されない。3ビット目:More Flagmentsビット。分割されたパケットの最後かどうかを示す。0の時に最後。1の時に途中。
フラグメントオフセット 13 フラグメント化されたパケットにおける位置を示す。されてない場合は0
TTL(Time to Live) 8 このパケットの生存時間。通常は128(16進数で80)から始まり、ルータを超える毎に1つずつ減っていく。0になったらこのパケットは廃棄される。
プロトコル番号 8 ICMP:1。TCP:6。UDP:17など
ヘッダチェックサム 16 IPヘッダが途中で欠落したりしていないかなど、IPヘッダの正確性を確認するための検査用データ
送信元IPアドレス 32 送信元IPアドレス
宛先IPアドレス 32 宛先IPアドレス
オプション 32xN めったに使わないが、ルーティングの付加情報などのオプションを入れることができる。IPパケットを32の整数倍にする必要があるため、余った部分は詰め物が入れられる。Hedder Lengthと関連を持ち、オプションが増えれば、値も大きくなる。
パディング 可変 IPv4ヘッダの大きさを整えるためのフィールドです。IPv4ヘッダは仕様上4バイト(32ビット)である必要があります。オプションの長さは決まっていないため、パディングで大きさを調整して4バイトに合わせます。

TCP

セグメントと呼ぶ。

TCPセグメント 8

項目 長さ(bit) 説明9
送信元ポート番号 16 送信元のポート番号の値。
宛先ポート番号 16 宛先のポート番号の値。
シーケンス番号 32 送信したデータの順序を示す値。「相手から受信した確認応答番号」の値。乱数。0~2^32-1
確認応答番号 32 確認応答番号の値。「相手から受信したシーケンス番号」+「データサイズ」。どのデータまでを受け取ったかを示す
データオフセット 4  TCPヘッダの長さを示す値。
予約 6 全て0。将来のために予約されている。
コントロールフラグ 9 NS、CWR、ECE、URG、ACK、PSH、RST、SYN、FINの9ビットで構成。1でフラグが立つ。
ウィンドウサイズ 16 受信側が一度に受信することができるデータ量を送信側に通知するために使用される。送信側は、この値のデータ量を超えて送信することはできない。
チェックサム 16 TCPヘッダとデータ部分のエラーチェックを行うために使用される値が入る。
緊急ポインタ 16  緊急データの開始位置を示す情報が入る。URGが1の時のみ使用。
オプション 可変 TCPの通信において、性能を向上させるために利用する。例えばTCPコネクションの際に、MSSを決定するために使用。
パディング 可変 0でパディングする。

コントロールフラグ

ビット 説明10
NS ECN-nonce 輻輳保護を示す。
CWR 輻輳制御ウィンドウ縮小(Congestion Window Reduced)を示す。
ECE ECN-Echo を示す。SYNフラグがセットされている場合、ECNが利用であることを意味する。
URG (Urgent) 緊急に処理すべきデータ含まれていることを示す。
ACK (Acknowledgement)  確認応答番号のフィールドが有効であることを示す。コネクション確立時以外は値が「1」。
PSH ( Push ) 受信したデータをバッファリングせずに、即座にアプリケーション(上位)に渡すことを示す。
RST ( Reset ) コネクションが強制的に切断されることを示す。何らかの異常を検出した場合に送信される。
SYN ( Synchronize ) コネクションの確立を要求することを示す。
FIN ( Fin ) コネクションの正常な終了を要求することを示す。

UDP

データグラムと呼ぶ。

UDPデータグラム 11

項目 長さ(bit) 説明12
送信元ポート番号 16 送信元のポート番号の値。
宛先ポート番号 16 宛先のポート番号の値。
データ長 16 「UDPヘッダ」の長さと「UDPデータ」の長さを合計サイズの値。
チェックサム 16 UDPヘッダとデータ部分のエラーチェックを行うために使用される値。

ルーティングプロトコル

プロトコル 区分 処理方式 動作するプロトコル 特徴
BGP (Border Gateway Protocol) EGP パスベクタ型 TCP(179) ピアと経路情報を伝達・更新
OSPF (Open Shortest Path First) IGP リンクステート型 IP(89) 中~大規模で利用。エリア分割可能。
RIPv2 (Routing Information Protocol) IGP ディスタンスベクタ型 UDP(520) 小規模で利用。最大ホップ数15。
IS-IS (Intermediate System to Intermediate System) IGP リンクステート型 ? OSPFと相互運用可能。
  1. https://www.infraexpert.com/study/ethernet4.html

  2. https://nw.seeeko.com/archives/lan

  3. https://nw.seeeko.com/archives/lan

  4. https://nw.seeeko.com/archives/vlan から改変

  5. https://www.infraexpert.com/study/vlanz2.html, https://nw.seeeko.com/archives/vlan

  6. https://nw.seeeko.com/archives/IP4address

  7. https://nw.seeeko.com/archives/IP4address, https://zenn.dev/masahiro_toba/articles/4af9bdc9302b82

  8. https://shinmeisha.co.jp/newsroom/2020/06/05/tcp%E3%83%98%E3%83%83%E3%83%80%E3%81%AE%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E3%82%B5%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%81%AE%E5%9F%BA%E6%9C%AC/

  9. https://nw.seeeko.com/archives/tcp, https://www.infraexpert.com/study/tcpip8.html

  10. https://www.infraexpert.com/study/tcpip8.html

  11. https://shinmeisha.co.jp/newsroom/2020/06/03/udp%e3%83%98%e3%83%83%e3%83%80%e3%81%ae%e3%83%95%e3%82%a9%e3%83%bc%e3%83%9e%e3%83%83%e3%83%88%e3%81%a8%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%ba%e3%81%ae%e5%9f%ba%e6%9c%ac/

  12. https://www.infraexpert.com/study/tcpip12.html

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