はじめに
去年の4月に入社した新人さん達もそろそろ社会人歴1年が経とうとしていますね。
人によっては既に立派な戦力として業務に携わっているのではないでしょうか?
そんな新人の方に向けたちょっとした注意喚起です。
こんなダミーURL使ってない?
設計書などの資料にダミーのURLを書く機会がこれから出てくると思います。
ダミーのURLだし適当に・・・と考えて以下のようなURLにしてしまうのではないでしょうか?
- test.com
- aaaa.com
- bbbb.com
- cccc.com
- dummy.com
- hogehoge.com
- sample.com
上記のURLを書いている方がいたら今すぐやめてください。
上記のURLはすべて実在します(使われています)!!
例えばtest.comはインターネットセキュリティを扱う企業のページです。
「aaaa.com」~「zzzz.com」といった.comの4文字ドメイン名(英字のみ)はすべて使用されているそうです。
勝手に人の所有物を提示するのは良くないですよね?
(捕まるなんてことはないはずですが・・・)
じゃーどうすればいいのか(使用可能なダミーURL)
実はインターネットの世界には使用可能なダミーURLが用意されているんです。
- example.com
- example.net
- example.org
- example.edu
上記が使用可能なダミーURLです。
.com, .net, .orgのセカンドレベルドメイン"example"は、1999年に RFC 2606 第3章にてInternet Engineering Task Force (IETF) によって予約された[2]。.eduのセカンドレベルドメイン "example" は、2000年にInternet Corporation for Assigned Names and Numbers (ICANN) によって予約された。
これらのドメイン名が予約されていることによって、マニュアルやソフトウェア構成のサンプルでこれらのドメインを使用することが可能である。すなわち、エンドユーザーがサンプルの設定や例示をそのまま使用してしまったとしても、第三者に悪影響が及ばないことが保障されている。
Wikipediaにも**「エンドユーザーがサンプルの設定や例示をそのまま使用してしまったとしても、第三者に悪影響が及ばないことが保障されている。」**と記載されています。
jpドメインにもダミーURLが用意されています。
日本レジストリサービス(JPRS)
- example.jp
- example.co.jp
- example.ne.jp
次の文字列のJPドメイン名は、例示としてご利用いただけます。
"EXAMPLE"を用いたもの
例: EXAMPLE.JP
EXAMPLE.CO.JP
EXAMPLE.NE.JP
"EXAMPLE"の後に1桁の数字(""0""から""9"")がつく文字列を用いたもの
例: EXAMPLE1.JP
EXAMPLE2.CO.JP
EXAMPLE3.NE.JP
次の日本語ドメイン名
ドメイン名例.JP (日本語JPドメイン名)
XN--ECKWD4C7CU47R2WF.JP (「ドメイン名例.JP」のpunycode表記)
まとめ
デザイン確認用のHTMLに実在するダミーURLを書いてうっかり繋がってしまう。もっと最悪のケースだと負荷試験で実在するサイトに迷惑をかけてしまう。・・・こんなことだって考えられます。
なにより少し気をつけるだけで意地悪な先輩から「わかってないな~」って思われなくて済むので是非覚えておいてください!