EC-CUBEで動的にブロック配置をする〜フロント側〜

こんにちは。たかぴーです。

EC-CUBEで動的にブロック配置をする

EC-CUBEには、ブロックレイアウトの管理機能があって、メインコンテンツを真ん中に据えて、周りにブロックと呼ばれる小さなパーツを並べられる。
もちろんブロック自体が独立して動いていて、どこにでも配置できるような形で。

ちなみにblocなのかblockなのかアヤシイ。

Silexベースで実装してみた

View

まず、Viewの設計から。
できれば大元ではワンライナーで呼び出してるっぽくしたいと思い、以下のような呼び出しを想定。

site_main.twig

    {{ render(path('bloc', {'position': 'HEAD'})) }}

こうすることで、site_main.twigの見通しがダンチ。

次にbefore()ミドルウェアを使って、DIコンテナに突っ込む。
こうすることでサブリクエスト時には動作せず、何回もクエリが投げられずに済む。

Eccube/Application.php

$app->before( function(Request $request, Application $app) {
            $qb = $app['orm.em']->createQueryBuilder()
                ->select('p, bp, b')
                ->from('Eccube\Entity\PageLayout', 'p')
                ->leftJoin('p.BlocPositions', 'bp', \Doctrine\ORM\Query\Expr\Join::WITH, 'p.page_id = bp.page_id OR bp.anywhere = 1')
                ->innerJoin('bp.Bloc', 'b')
                ->andWhere('p.device_type_id = :device_type_id AND p.url = :url')
                ->addOrderBy('bp.target_id', 'ASC')
                ->addOrderBy('bp.bloc_row', 'ASC');

            $result = null;
            try {
                $result = $qb->getQuery()
                    ->setParameters(array(
                        'device_type_id'    => 10,
                        'url'               => $url,
                    ))
                    ->getSingleResult();
            } catch (\Doctrine\ORM\NoResultException $e) {
            }
            
            $app['eccube.layout'] = $result;
        });

続いて、

site_main.twigから呼び出されるControllerはこちら。
ただtargetIdに合致する配列だけを引っ張って$blocに突っ込んでるだけです。

BlocController.php

namespace Eccube\Controller;

class BlocController
{
	public function index(Application $app)
	{
		$position = $app['request']->get('position');

		$blocs = array();
		
		if ($app['eccube.layout']) {
	        foreach ($app['eccube.layout']->getBlocPositions() as $blocPositions) {
	        	if ($blocPositions->getTargetId() == constant("Eccube\Entity\BlocPosition::" . $position)) {
	        		$blocs[] = $blocPositions->getBloc();
	        	}
	        }
	    }

	    return $app['twig']->render('bloc.twig', array(
	        'blocs' => $blocs,
	    ));
	}
}

View側は、ループ回してそれぞれのblocのcontroller呼びに行ってるだけなので割愛。

サブリクエストにすることで、before()は１回しか通らないし、リクエストも無駄に投げられないしで、作りながら「もし◯◯だったらどうしよ...」っていうのをことごとく回避してくれてました。
symofnyって本当によく考えられたフレームワークですよね。

というわけでまた次回〜！