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Azure Automationアカウントの証明書を更新する

Last updated at Posted at 2018-10-11

警告メッセージ

Automationアカウントを開くと、「実行アカウントとクラシック実行アカウントの証明書の有効期限が切れました」というメッセージが表示されていました。

image.png

でもRunbookは問題なく動作していたのでなんでだろーと思い調べたので残しておきます。

原因は?

Automationアカウントを作るとAzure ADにサービスプリンシパルが作成されます。
このサービスプリンシパルは証明書を使った認証方式になっており、この証明書の有効期限が切れたよというメッセージでした。

証明書切れたのになんでRunbook動いてたか?

動かしていたRunbookがたまたま認証しないものだけだったためです。
検証のためRunbook内で認証させようとするとエラーになりました。

実行コマンド
$Conn = Get-AutomationConnection -Name AzureRunAsConnection
Add-AzureRMAccount -ServicePrincipal -Tenant $Conn.TenantID -ApplicationID $Conn.ApplicationID -CertificateThumbprint $Conn.CertificateThumbprint
エラーメッセージ
Add-AzureRMAccount : AADSTS70002: Error validating credentials.
AADSTS50012: Client assertion contains an invalid signature. [Reason - The key used is expired

証明書期限切れの認証エラーですね。

対処する

  • 事前に証明書の有効期限を確認しておきます。Automationアカウントのページから[証明書]を選択してください。
    image.png

  • 概要ページのエラーメッセージをクリックします

  • [Azure実行アカウント]→[証明書の更新]の順に選択します
    image.png

  • メッセージが出るので[はい]を選択します
    image.png

  • 証明書が更新されていればOKです
    image.png

クラシックアカウントも対応する

いまさらクラシックのコマンドを実行することはないような気もしますが、エラーメッセージが出てるのは気になるので一応やっておきます。

  • 更新手順は前述の実行アカウントと同じですが、グレーアウトされて選択できない場合があります
    image.png

  • サブスクリプションの共同管理者でないとクラシックアカウントは操作できないようなので、操作しているアカウントに権限を追加します
    共同管理者を追加または変更する

  • 操作できるようになったら以降の手順は同じです
    image.png

追記:期限切れ前にSlack通知する

Azure Automationアカウントの証明書期限が切れる前にSlack通知する

追記:クラシックアカウントステータスが「不完全」と表示されたら

アカウントはあるが証明書がないなど、状態異常になっているようです。
クラシックアカウントを削除して、再作成したら改善しました。
使わないなら削除したままでもよいですね。

  • 「不完全」と表示されている
    image.png

  • クラシックアカウントを選択して「削除」します
    image.png

  • 「不完全」表示が消えて再作成できるようになります
    image.png

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