Virtual Machineのメトリックを取得する場合、ホストVMメトリックとゲストVMメトリックの2種類があります。
詳細は以下の記事参照
WindowsのゲストVMメトリックでは、ディスク使用率は「% Free Space」カウンターで取得されますが、Linuxでは同じような項目がありませんでした。
どうやらパフォーマンス関連のものしかなさそうですね。
Linux VMのディスク使用率を監視したいと思います。
Log Analyticsでパフォーマンスカウンターを収集する
- OMSワークスペースに仮想マシンを登録します。手順はこちらを参考にしてください。
- OMSページから[ログ検索]を選択し、以下のようなクエリを発行します。ここではルートボリュームの空き容量を取得しています。
Perf | where CounterName == "% Used Space" and InstanceName == "/" and Computer == "[Your VM Hostname]"
アラート設定
せっかくなので、ディスク使用率が80%を越えたらアラートが飛んでくるようにします。
- まずはログ検索で以下のクエリを発行します。ディスク使用率が80%以上のデータを表示するという意味です。1回でも80%を超えると1レコード表示されます。
Perf | where CounterName == "% Used Space" and InstanceName == "/" and Computer == "[Your VM Hostname]" and CounterValue >= 80
- 他Log Analyticsのアラート設定項目は以下の記事を参考にしてください
Log Analyticsアラート設定
- ディスク使用率は性質上、何時間も閾値を越えた状態のままとなることがあるかと思います。Log Analyticsアラートでは指定したクエリ発行頻度に従ってクエリを発行し続けます。つまり、例えば5分毎にクエリ発行する定義とした場合、5分毎に通知が飛んできます。うざいですね。
- それを回避するために、アラート設定するところで「アラートを表示しない」にチェックを付けます。そうすると再度通知するまでどれくらい待機するかを定義することができます。
以上