7
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Azure Linux VMのディスク使用率を監視する

Last updated at Posted at 2018-05-11

Virtual Machineのメトリックを取得する場合、ホストVMメトリックとゲストVMメトリックの2種類があります。
詳細は以下の記事参照

Azureメトリック

WindowsのゲストVMメトリックでは、ディスク使用率は「% Free Space」カウンターで取得されますが、Linuxでは同じような項目がありませんでした。
image.png

どうやらパフォーマンス関連のものしかなさそうですね。
Linux VMのディスク使用率を監視したいと思います。

Log Analyticsでパフォーマンスカウンターを収集する

  • OMSワークスペースに仮想マシンを登録します。手順はこちらを参考にしてください。

Azure Log Analyticsへイベントログ収集

  • 仮想マシンを登録したら次にLinuxパフォーマンスカウンターを収集します。OMSページから[詳細設定]→[Linuxパフォーマンスカウンター]の順に選択し、収集を適用してください。
    image.png

  • OMSページから[ログ検索]を選択し、以下のようなクエリを発行します。ここではルートボリュームの空き容量を取得しています。
Perf | where CounterName == "% Used Space" and InstanceName == "/" and Computer == "[Your VM Hostname]"
  • こんな感じでボリューム毎のディスク使用率が表示されてます。この例ではルートボリュームが12%使われてるということですね。
    image.png

アラート設定

せっかくなので、ディスク使用率が80%を越えたらアラートが飛んでくるようにします。

  • まずはログ検索で以下のクエリを発行します。ディスク使用率が80%以上のデータを表示するという意味です。1回でも80%を超えると1レコード表示されます。
Perf | where CounterName == "% Used Space" and InstanceName == "/" and Computer == "[Your VM Hostname]" and CounterValue >= 80
  • 検索結果はヒットしなくていいので、このまま[New Alert Rule]を選択します
    image.png

  • [アラート条件]を選択します
    image.png

  • 1回でも80%を越えたら通知したい場合は、しきい値を「0」にします。チェック頻度も選択できるので、ここは要件次第で決めます。
    image.png


  • ディスク使用率は性質上、何時間も閾値を越えた状態のままとなることがあるかと思います。Log Analyticsアラートでは指定したクエリ発行頻度に従ってクエリを発行し続けます。つまり、例えば5分毎にクエリ発行する定義とした場合、5分毎に通知が飛んできます。うざいですね。
  • それを回避するために、アラート設定するところで「アラートを表示しない」にチェックを付けます。そうすると再度通知するまでどれくらい待機するかを定義することができます。
    image.png

以上

7
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
7
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?