異なるサブスクリプションでのvNet Peeringはこれまでもできましたが、vNetが同一ADテナントに所属している必要がありました。
先日異なるADテナントでも実現できるようになったのでやりかたをまとめます。
Virtual network peering across Azure Active Directory tenants
これまでは?
[vNet A]と[vNet B]のピアリングはできましたが、[vNet B]と[vNet C]のピアリングはできませんでした。
それがこうなる!
異なるADテナントでもピアリング可能になります!
[vNet B]→[vNet C]ピアリング
権限まわり
接続先vNetのリソースID取得
ピアリング
権限付与はOKなので、実際にピアリングしてみます。
執筆時点でポータルではできず、Azure CLIで実行する必要があります。
また、なぜかCloud Shell(Bash)ではできなかったので、ローカルPCなりにAzure CLIをインストールして実行します。
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Azure CLIをインストールして、[Account B]でログインします。手順は公式参照。
Azure CLIのインストール -
以下コマンドを実行します。
az network vnet peering create -g [vNet Bが所属するリソースグループ] -n [任意のピアリング接続名] --vnet-name [vNet B] --remote-vnet [vNet CのリソースID] --allow-vnet-access
- エラーメッセージなく結果がJSONで返ってきたらOKです
[vNet C]→[vNet B]ピアリング
逆方向のピアリングは先程の手順の逆をやればよいです