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Azure VMの拡張機能 Agent for Cloud Workload Protection (Linux) を試す

Last updated at Posted at 2018-08-24

Azure上のLinux環境のマルウェア対策どうしようかなと考えていたときに、VMの拡張機能で「Agent for Cloud Workload Protection (Linux)」があることを知りました。

Agent for Cloud Workload Protection (Linux)

検証してみたので手順を残しておきます。

環境

  • Ubuntu Server 16.04 LTS
    • 執筆時点では16.04 LTSがサポートされる最新バージョンです。17.10/18.04に拡張機能でインストールしようとしてもうまくいかないので注意してください。

Symantecアカウント取得

拡張機能として追加するためには、Cloud Workload Protectionポータル画面からキー情報を取得する必要があります。
無料体験版を登録して検証したいと思います。

  • 無料体験版ページ にいってアカウントを作成します。

  • 確認メールが届くので記載されたリンクをクリックするとポータル画面にいくことができます。
    image.png

CWPポータル

Azureと接続する

  • 左バーの[設定]を選択し、[Azure接続]を選択します。
    image.png

  • +ボタンを押します。
    image.png

  • 設定画面が出てくるのでここにAzureサブスクリプションの情報を入れていきます。ディレクトリIDなどの情報は、事前に サービスプリンシパルを取得 しておきましょう。
    image.png

  • しばらくすると、こんな感じでAzureサブスクリプションに作成されているVMが認識されます。
    image.png

Customer ID取得

拡張機能インストール時に指定するCustomer ID等を取得します。

  • [設定]から[ダウンロード]を選択します。
    image.png

  • [表示]を選択します。
    image.png

  • [カスタマーID]、[ドメインID]、[カスタマーシークレットキー]をメモっておきます。
    image.png

拡張機能からAgentをインストールする

ここからはAzureポータル画面からの操作です。

  • 対象のVMで[拡張機能]を選択します。
    image.png

  • [追加]を選択し、[Agent for Cloud Workload Protection (Linux)]を選択します。
    image.png

  • 先程メモした[カスタマーID]、[ドメインID]、[カスタマーシークレットキー]を入力し、[OK]を選択します。
    image.png

  • しばらく経つと「SCWPAgentForLinux」がインストールされます。
    image.png

  • Cloud Workload Protectionポータルに戻ってみると、エージェントが認識されていることが分かります。
    image.png

動作確認

Eicarファイルで試してみます。

  • UbuntuサーバにSSHでログインしてEicarファイルをダウンロードします。
# wget http://www.eicar.org/download/eicar.com
  • CWPポータルに戻り、該当インスタンスを選択し、[マルウェア対策スキャン]を実行します。
    image.png

  • [今すぐスキャン]を実行します。
    image.png

  • ジョブの結果を見てみるとマルウェアが1件検出されています。
    image.png

  • 実際にサーバ上でも確認してみると、eicarファイルは削除されていました。

まとめ

とりあえず手動スキャンさせるところまでやってみました。
CWPポータルからサーバの状態を一元管理できるので、対象サーバが増えるほど効果を発揮しそうです。
VM拡張機能からセットアップできるのがいいですね!

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