Azureアカウント管理者として設定しているメールアドレスを変更する必要があったのでやってみた話しです。
アカウント管理者のメールアドレスを変更する場合、Azure サブスクリプションの課金所有権を別のアカウントに譲渡する を実施する必要があります。
今回やっかいなのが、別のAzure ADテナントのメールアドレスに変更する必要があるということです。
別のAzure ADテナントのメールアドレスに変更する場合、サブスクリプションが新しいAzure ADテナントに紐づくことになり、個別設定しているRBACが外れてしまいます。
が、どうやら最近サブスクリプションをAzure ADテナントに移動しなくても譲渡することができるようになったので、その手順を書き残します。
失敗したときの影響がでかいので、テスト用のサブスクリプションなどで一度試してみることをオススメします。
RBACを取得しておく
万が一RBACが外れたときのために現在の設定を残しておきます。
Azureポータルから[サブスクリプション]→[アクセス制御(IAM)]の順で確認できます。
必要に応じて、リソースグループや各サービスのRBACも確認しておきます。個別設定しない限り、各リソースのRBACはサブスクリプションから継承されたものが設定されているはずです。
サブスクリプション譲渡
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アカウント管理者でAzureポータルにログインします。
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対象のサブスクリプションを選択します。
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仕方ないので アカウントセンター にAzureアカウント管理者としてログインします。
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対象のサブスクリプションを選択します。
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チェックボックスを外します。ここが重要!チェックボックスを外さずに譲渡すると、サブスクリプションが新しいAzure ADテナントに紐づきます=RBACが外れます。
連絡先情報変更
アカウントセンター
- 新メールアドレスで、アカウントセンター にログインします。
- 連絡先のメールアドレスが新しいものになっていればOKです。
- 旧メールアドレスで、アカウントセンター にログインします。
- 連絡先のメールアドレスが古いものになっていれば、新しいアドレスに変更します。
Azureポータル
念のためAzureポータルの連絡先情報も確認しておきましょう。
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新メールアドレスでAzureポータルにログインして、右上の顔アイコンを選択します。
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旧メールアドレスでも同じように連絡先情報を確認しておきます。
以上