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SonarQubeコンテナを認証付きProxy下で動かす

Last updated at Posted at 2018-03-12

SonarQubeコンテナを起動したあとに、各種プラグインをセットアップしようとしたのですが、Proxy認証がうまくいってないみたいでプラグインのインストールができません。
対応に結構ハマったのでやり方を残しておきます。

動作環境

以下の環境下で動作確認しています。

  • Docker
    • 17.12.0-ce
  • Docker Compose
    • 1.18.0
  • SonarQube
    • 7.0 / 6.6

前提

SonarQube公式イメージのDockerfileを見ていると、openjdk:8がベースになっていることが分かります。
Java8の変更点を見てみると以下のように記されています。

Java 8リリースのハイライト

抜粋
HTTPSトンネリングのBasic認証の無効化
一部の環境で、HTTPSプロキシ時に特定の認証スキームが不適切である場合があります。
そのため、Basic認証スキームは、デフォルトではOracle Java Runtimeでjdk.http.auth.tunneling.disabledSchemes
ネットワーク・プロパティにBasicを追加することで非アクティブ化されています。
HTTPSのトンネルの設定時にBasic認証を必要とするプロキシは、デフォルトでは成功しないようになりました。
必要な場合、jdk.http.auth.tunneling.disabledSchemesネットワーク・プロパティからBasicを削除するか、
コマンド行で同じ名前のシステム・プロパティを"" (空)に設定することで、この認証スキームを再度アクティブ化できます。
また、jdk.http.auth.tunneling.disabledSchemesおよびjdk.http.auth.proxying.disabledSchemes
ネットワーク・プロパティと同じ名前のシステム・プロパティは、
それぞれHTTPSのトンネルの設定時またはプレーンなHTTPのプロキシ時に、
アクティブ化されている可能性があるその他の認証スキームを無効化するために使用できます。JDK-8160838 (非公開)

なるほど。と思い、SonarQubeコンテナ起動時のオプションに「-Djdk.http.auth.tunneling.disabledSchemes=""」を付けて起動してみました。が、うまくProxy認証してくれません。別のやり方を模索しました。

イメージビルド

  • Dockerファイルを作ります。
    /etc/java-8-openjdk/net.propertiesの「jdk.http.auth.tunneling.disabledSchemes=Basic」パラメータをコメントアウトしていることがポイントです。
    ProxyHost等の各種パラメータ値は環境に合わせて修正してください。
Dockerfile
FROM sonarqube:7.0

ARG PASSWORD

# for Proxy Basic Authentication
RUN sed -i -e "s/jdk.http.auth.tunneling.disabledSchemes=Basic/#jdk.http.auth.tunneling.disabledSchemes=Basic/g" /etc/java-8-openjdk/net.properties
RUN sed -i -e "s/#http.proxyHost=/http.proxyHost=[YOUR Proxy IP]/g" /opt/sonarqube/conf/sonar.properties
RUN sed -i -e "s/#http.proxyPort=/http.proxyPort=[YOUR Proxy Port]/g" /opt/sonarqube/conf/sonar.properties
RUN sed -i -e "s/#http.proxyUser=/http.proxyUser=[YOUR Proxy User]/g" /opt/sonarqube/conf/sonar.properties
RUN sed -i -e "s/#http.proxyPassword=/http.proxyPassword=$PASSWORD/g" /opt/sonarqube/conf/sonar.properties
  • ビルドします。このとき指定するパスワードはProxy認証用のものを指定してください。
docker build -f ./Dockerfile -t sonarqube:7.0-1.0 --build-arg PASSWORD=[YOUR PASSWORD] .

コンテナ起動

  • 以下のようなcomposeファイルを作ります。データ永続化はしてないので必要に応じて修正を加えてください。
docker-compose.yml
version: '3'

services:
  test_sonarqube:
    image: sonarqube:7.0-1.0
    ports:
      - 9000:9000
    depends_on:
      - test_sq_mysql
    environment:
      - SONARQUBE_JDBC_USERNAME=sonar
      - SONARQUBE_JDBC_PASSWORD=sonar
      - SONARQUBE_JDBC_URL=jdbc:mysql://test_sq_mysql:3306/sonar?useUnicode=true&characterEncoding=utf8&rewriteBatchedStatements=true&useConfigs=maxPerformance&useSSL=false

  test_sq_mysql:
    image: mysql:5.7.21
    command:
      mysqld
      --character-set-server=utf8mb4
      --collation-server=utf8mb4_unicode_ci
      --max_allowed_packet=64MB
    environment:
      - MYSQL_DATABASE=sonar
      - MYSQL_USER=sonar
      - MYSQL_ROOT_PASSWORD=sonar
      - MYSQL_PASSWORD=sonar

動作確認

  • SonarQubeにログインしてUpdate Centerを見てみると、プラグインが一覧表示されインストール可能になりました。
    image.png
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