プロジェクトにはカオスという概念がある
カオスの発生要因はプロジェクトについて不安や不確定要素や変化の可能性、そのほかもろもろ。「予測できない、計画外のこと」や「現場からの変化」によってカオスは発生する。
なおこのポエムの種本はエッセンシャルスクラムである。
良い本なのでできれば読んで欲しい。
Kindle版もある
カオスの量に合わせたマネジメントスタイル
ウォーターフォール
カオスの量が少量であれば、先は見渡しやすく変化も少ないのでウォーターフォールのような計画を重視したスタイルが望ましい。
小規模で、見通しも明確であるならばなおさらだ。
すべての資源は無駄なく効率良く利用される。
スクラム
カオスの量が中程度であれば、スクラムがよい
大規模なプロジェクトや、新規参入した事業、新しいユーザー層に訴求する機能、あるいは年単位でユーザー数が急速に増える(あるいは減る?)、そういったカオスが湧き出てくる要因にあふれているのであれば、変化を受容し現実に合わせて計画を変更するためにスクラムがよい。
帝政
「戒厳令」ともよばれるパターン。カオスの量が多すぎる場合に用いられる
重篤なバグの発生やネットで炎上するレベルの大障害とその事後対応などが必要になるほどの大問題が起きたケース。
カオスが「民主制」によって扱うには多すぎる場合、一人のタフで優秀なマネージャーの下に全戦力と権限を集め、問題が解決する日まで強力なリーダーシップのもとで戦時体制で戦う。
かつての共和制ローマが戦時などに独裁官を任命したように、一頭制はカオスにたいする強靭な耐性を発揮する