年末に落ち着いて読書する時間が作れたので、
まあ、あまりに良書だったので、是非アウトプットして記憶に定着させたいということで、記事として残しておくことにした。
X(旧Twitter)では章ごとに感想をまとめるようにしていたので、こちらでは総評として記しておく。
世界一流エンジニアの思考法
Amazonセール中にたまたま目に入って、技術書っぽくないやつが読みたいところだったので、評判とかは特に見ずにタイトルだけでポチりました。
米マイクロソフトのシニアエンジニアである牛尾さんが、現地で共に働く一流エンジニアたちから吸収し、実践して効果を得た生産性を上げる為のアプローチや、日本とインターナショナルにおけるマインドの違いなどについて語られている内容となっています。
以下、ざっくり感想
270ページほどの内容で、2日にかけて読みましたが、各章で学びがあり、読了時にはちょいとした感動がありました。
これは思考法の本なので、生産性を上げる小手先の技術的な話ではなく、「メンタルモデル」や「マインドセット」を形成すると良いという話が書いてあります。なんか直近1年の自分を振り返った時にこれがめちゃめちゃ刺さったんですよねー。
FEもBEもインフラも、DevもOpsも、ドメイン知識も必要で、正直どれも中途半端な理解になってしまって、手応えを感じ辛く、完璧に理解しなきゃとあれこれに手を出しては不完全に終わるというループに陥ってる感に疲弊していました。そんな中で結果を出さなきゃとするので、一つ一つの理解が疎かになるのですが、まあこれが原因なので、「完全に理解した」と言えるものを少しずつ増やしていくのが結局近道なのよ、一流の人でもそうなんだからと言ってもらえた気がしてこれが刺さったんですよという話。
元々、記憶力はある方なのですが、理解できているから憶えてられるはそれはそう。あまりそういう考え方はしなかったけど、合点が入った感じがしました。
WIP1は常日頃、チームでも一つずつ高速にやっつけていこうぜって話はしている。問い合わせ対応とか、会議とか様々な横槍がある中で、うまくコンテキストをアレしてやるのは難しいがでも、やっぱりマルチタスクは敵なので、そこはセルフコントロールしていきたいと思いました。
そして何より、批判や否定をしないことの重要性については同意しかないですね。ただ心理的安全が欲しいだけなんじゃあ〜という気持ち。これを意識するだけで、個人の生産性爆あがりやろと思う。結構、建前としてチャレンジを否定しないとか、批判しないようにというのはどこでも言うけど、改めて自分がリードするチームではその辺を実践していきたいと感じました。