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GCP Professional Cloud Architectに合格した勉強法

Last updated at Posted at 2019-10-07

2019年9月にGCP Professional Cloud Architectを受験し合格しました。ここでは主に自分が試験までに行った勉強方法についてまとめました。これだけで100%合格するわけではありませんが、勉強法がわからないという方にひとつの参考として読んでいたければと思います。

Professional Cloud Architectの概要

他の合格記をまとめてらっしゃる方が記載していたり、公式ドキュメントにほぼ記載されているためここでは割愛します。
公式ドキュメント:https://cloud.google.com/certification/?hl=ja

受験者のスキル・経験

  • エンタープライズ企業にて、GCPを使ったコンシューマ向けWebアプリ(現在開発中)のインフラエンジニアを担当
  • WebアプリはGKE上で構築
  • その他、Cloud Firestore、Dataflow、Cloud Composerなどを利用
  • 過去1年間AWSのインフラ担当の経験あり(EC2上にOpenShiftを構築してサービス提供)
  • 本資格取得の半年前にAWS SAAを取得

勉強方法

「GCP エンタープライズ設計ガイド」を一通り読む

勉強を開始したときはGKEとその周辺サービスしか触ったことがなかったので、DBやビッグデータ系のサービスはこの本でさらっと概要を理解しました。
ここでは細かいサービスの使い分けやサービスの連携は意識せず、まずはどんなサービスを主軸にGCPが構成されているのかを理解することに注力しました。

模擬試験を受ける

このタイミングで公式の模擬試験を受験しました。
問題は常に一緒なので、個人的にはもう少しあとのタイミングで受けた方が良かった気がします。
この時点での正解率は5割ほどでした。

DB・BigData系のサービスの特徴をまとめる

DBやBigdata周りはGCPだけでなくAWSやオンプレでもきちんと触ったことがなかったので、公式のドキュメントやネットの記事を参考にしながら自分なりにまとめました。
特にBigData系のサービスは色々なサービスと連携して利用することが多いので、ネットに転がっているGCPの構成図を見て全体像と一緒に理解を深めました。

問題集を解く

AmazonのKindleストアに「Google Cloud Certified Professional Cloud Architect practice exam test Questions」という英語の問題集があったので翻訳しながら解いていきました。解説も詳しく書いており、他の選択肢がなぜ誤りなのかもわかるようになっています。問題が重複していたり図がなくて解けない問題もいくつかありますが、安価にたくさんの問題が解けたので非常に役に立ちました。

ケーススタディのアーキテクチャを考える

CourseraやYoutubeにアップされているケーススタディごとのアーキテクチャ解説動画を一通り視聴しました。Computeサービスのうちどれが最適なのか、DBサービスの中でどれが候補に上がるのか、などが分かるので、選択肢で迷った時に役立つかもしれません。

受験した感想

試験内容については詳しく書けませんが、他の受験記の通り模擬試験よりかなり難しく感じました。どの選択肢も同じような内容で、ある特定の部分だけ異なるといったものが多いため、雰囲気だけの知識では最後の一択まで絞り込めないようになっています。
ただし上記の問題集で「なぜこの選択肢が誤りなのか」まできちんと理解できれば、正解までたどり着ける問題が増えると思います。

最後に

現在パブリッククラウドとしてAWSを採用している企業が多いですが、昨今の世の中のK8sや機械学習の勢いを見るとGCPを採用する企業も増えてくると思います。この記事を見て一人でも多くの方が「受けてみよう」と思っていただけると嬉しいです。

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