はじめに
別の記事(http://qiita.com/nl0_blu/items/fbe7195036252f70ae25)
でGNS3の基本的な環境構築を行ったので、今回はその環境にルータをエミュレートしていく。
開発環境
- GNS3 1.5.4
- OS X EL Capitan
- virtualbox(5.1.0)
- GNS3 VM
- Ciscoルータ
(IOSは実機もしくはインターネット上から入手してください。この記事で共有することはしません。)
1.ルータのエミュレート
GNS3を起動して、Preferencesを開き
Dynamics/IOS routersの画面から下部の「New」ボタンを押す。
すると以下の画面が開く。

GNS3 VMで環境構築を行ったことから、これを選択する。
次にIOSのイメージファイルを自分のディレクトリから選択する。

ルータの名前等々を入力する。Name:は型番とかで良さそう。

メモリーの設定をする。とりあえず、デフォルトのまま。

ルータに装着するアダプタの選択をする。
この設定で、イーサネットやシリアルケーブルの差込口をエミュレートできる。とりあえず、イーサネットアダプタ4つの「NM-4E」にする。

Idle-PCの設定。ネットワークをエミュレートする時にCPU使用を抑える設定がIdle-PCみたいなので、Idle-PC finder
をクリックして、Idle-PCが計算されるまで待つ。

入力後「finish」を押すと、ルータのエミュレート完了!
別のバージョンのIOSを入れたい場合も同様の操作だと思う。
ちなみに、、、頑張ればJuniperのルータをエミュレートすることもできるらしい。(おそらく、こんなに簡単ではないと思う)
2.簡単に遊んでみる
ホームに戻り、プロジェクトの作成を行う。
簡単な操作方法は以下
- サイドバーを色々触ると、エミュレートしたルータやデフォルト?で入っているスイッチがあり、ドラック&ドロップで利用できる。
- ケーブルはサイドバーの一番下にあるマークを押して、機器から機器に引っ張ると使える。
- 機器を右クリックすると、ルータの「起動」「コンソール画面」「停止」など色々できる
- ケーブルを右クリックすると、「WireShark」が開く。(インストールしている人のみ?)
スイッチを右クリックでVLANを設定することもできた。
適当にネットワーク作ってみた。。

GNS3すごすぎ。
3.最初のトラブルシューティング
ルータを起動すると、なぜかCPU100%まで上がり、Macから恐ろしいファンの音が鳴るトラブル発生。。
原因:Idle-PCの初期設定ミス(おそらく)
対処:ルータ起動後、「右クリック/Auto Idle-PC」実行。
治った。
4. 最後に
環境構築に当たって、このサイトがすごく便利になりました。心から感謝します。
http://changineer.info/network/ccie_network_emulator/gns3.html#_or
準備は出来たので、ネットワーク構築の勉強頑張ります。
余裕があれば、操作ガイドやjuniperルータのエミュレートに関する記事を書きたいと思います。