GIS Dayとは?
GIS Dayとは、大学における GIS(地理情報システム) の教育・研究成果を講演会や講習会の形で社会に還元し、GISの普及・啓発を図ることを目的とするもので、アメリカで1999年にはじまり、全世界に広まったイベントです。首都大学東京では今年で12年目の開催となります。
「GISってなに?」という人も、「GISを使ってみたい!」という人も一緒にGISを体験してみませんか? もちろん参加は無料です。
引用元 「GIS Day in 東京 2017」開催のお知らせ
上記の通り、プログラマ向けのイベントではありません。
しかし、GISに近からず遠からず接しているエンジニアの方にとっては、
開かれる講習会のリストだけを見るだけでも、
この一年のGISの流れが分かったりできます。
「GIS Day in 東京 2017」
今年は以下のような講習会が開かれました。
GISに馴染みの無い人向け(生徒向け教材用として)の内容が3つを占めているので、
近い将来、地理感覚を習得できる人が増えてくるかもしれませんね。
また、簡易的に三次元計測ができる方法も確立されていきそうです。
- 「GIS未経験者のためのArcGIS for Desktop体験実習」
- 「地理必修化に向けてGISを活用した授業用教材作成 」
- 「都市計画GISデータ体験」
- 「Carto Builderを用いた授業教材用WebGISの作成」
- 「Network Analystはじめの一歩 」
- 「UAVを用いた3次元計測の最前線」
参加した講習会について -Carto Builderを用いた授業教材用WebGISの作成-
内容は、「Carto Builder」というWebGISツールを利用して、
授業用向けの簡単なGISソフトを触ってみよう!というものでした。
WebGISは、他にもありますが、操作のしやすさ・見やすさなどの理由から、今回の題材として利用したそうです。
国土交通省が公開している下記情報を実際に取り込んで、
みじかな施設が身の回りにどれだけあるか...など、データ可視化しながら地域情報を学べそうです。
国土交通省 国土数値情報 ダウンロードサービス
このようなツールが使える人が増えたら...?
位置情報を取得する機会って増えていると思うんです。
1つに、個人が身につけているデバイスから...
- 写真機でシャッターボタンを押した瞬間
- ウェアラブルデバイスを持ちながら、ランニング
- GPSロガーアプリを持って、山登り
2つに、公の機関が公開している情報から...
今は、車にカーナビが標準装備するような時代になりましたし、
これからももっと生活するにおいて、みじかな情報となると思います。
そして、有効利用する人も...です。
まとめ
地図アプリ...の延長線として、
高機能なGISツールが普及する未来を見たいし、作りたい...と思う
講習会参加となりました。