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FlutterAdvent Calendar 2018

Day 8

codemagicでFirebaseと連携したFlutterアプリをデプロイしてみる

Last updated at Posted at 2018-12-07

※この記事は「Flutter Advent Calendar 2018」の8日目の記事になります。

#はじめに

先日の開催された、「Flutter Live」にて発表された、Flutter用CIツール「codemagic」を触ってみよう、といった趣旨の記事になります。

CodeMagicとは

Webから使用できるFlutter用のCIツールになります。リンクはこちら
スクリーンショット 2018-12-07 午後8.32.00.png
Flutter専用のCiツールです。
今のところはGithubとの連携のみ対応しています。

ざっくりと特徴を記載すると
 * Android,iOSのbuildが可能
 * CodeMagicから直接Appstore,Playストアにアプリを登録可能
などがあります。

※ちなみに、トップページの下にcodemagicのslack招待ボタンがあるので興味のある方は参加してみましょう

使い方(簡易版)

  1. トップページから「Join using Github」を選択して、ログインします。ログイン時にはGithubアカウントを使用します。
  2. ログインすると、Githubアカウントに紐づいたリポジトリが表示されます。各リポジトリに表示されている「歯車マーク」を選択すると、buildの設定やbuild前後で実施したい処理をシェルスクリプト形式で記述ができます。
  3. 設定後、画面上部の「Start new build」を選択すると、buildが始まります。
  4. buildが成功すると、登録してあるメールアドレスにapkのダウンロードリンクが送付されます。

本題:Firebaeと連携するアプリのbuild方法について

Firebaseとアプリを連携させる場合、「<projectroot>/android/app」の直下に
「google-service.json」という設定ファイルを設置する必要があるのですが、これには鍵情報が含まれているため、通常Githubにはアップロードしません。
そのため、このファイルに記載されている情報を、codemagic上でbuild前に、jsonファイルとして仕込ませる必要があります。

流れとしては次の通りになります。

  1. 「google-service.json」の中身をBase64形式に変換。
  2. 変換したものをcodemagic上で元の形式に戻す。
  3. 元の形式にしたファイルを「/android/app」に格納する。
  4. buildする。

##前提
このサイトを利用し、「google-service.json」の中身をBase64形式に変換します。

出力される文字列に改行が含まれているので、このサイトを利用し、改行を取り除きます。

手順

CodeMagic上でbuild対象のリポジトリにある歯車マークを選択します。
スクリーンショット 2018-12-07 午後11.23.11.png

buildの上にある「+」を選択。
スクリーンショット 2018-12-07 午後11.20.46.png

Pre build scriptに以下のコードを記述します。
スクリーンショット 2018-12-07 午後10.28.41.png

#!/bin/sh
echo
<変換後のファイルの中身> | base64 -D -o android/app/google-services.json

具体的には次の様になります。


#!/bin/sh
echo ewogICJwcm9qZWN0X2luZm8iOiB7CiAgICAicHJvamVjdF9udW1iZXIiOiAiMjA3OTk1MDQwNDAiLAogICAgImZpcmViYXNlX3VybCI6
... | base64 -D -o android/app/google-services.json

変換後の中身は、そのまま貼り付けると改行が含まれてしまうので、改行を削除してください。

先ほど選択した、「+」の下にある「Build」を選択し、「Build for platforms」にあるラジオボタンを「Android」に設定します。

スクリーンショット 2018-12-07 午後10.39.27.png

ここまで設定ができたら、画面上部にある「Start new build」を選択します。
すると、画面が遷移し、buildが始まるので、ログ等を見ながら待ちます。
無事に成功すると、登録してあるメールアドレスにメールが飛んでくるので、確認しましょう。

#終わりに
すごく簡単にbuildができるので、今後、積極的に使っていきたいな、という感じでした。使いやすいので、Flutter界隈で結構流行りそうな予感。今のうちに慣れておいた方がいいな、と思います。

この記事を読んで**「Flutterを使ってアプリを作ってみたい」と思った方**,
先日FlutterとFirebaseを使ったアプリ作成の入門書を作成しました!
興味がありましたら、ぜひBoothにてお買い求めください。
Firebaseとの連携や多言語化対応など取り扱っています。

スクリーンショット 2018-12-07 午後10.49.51.png https://booth.pm/ja/items/1040806
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