はじめに
- 本稿は筆者が一ヶ月でAWS Certified Cloud Practitionerに合格できた際の受験までの流れと勉強法についてご紹介します。どなたかの参考になれば幸いです。
- ちなみに筆者は「CLF-C02版」を受験しました。
筆者のスペック
- IT系勤務(主にフロントエンド)
- AWS実務経験なし
AWS Certified Cloud Practitionerってそもそも何?
- 本稿をご覧の方はクラウドプラクティショナーについてはご存知の方が多いかと思いますが詳しくは下記公式ページをご参照ください。(本稿での説明は割愛致します)
やったこと
- 大きくは下記の3つです。
① まず試験日を決めて、申し込む!
- 本試験に限った話ではないですが、これがとても大事。なぜならゴール(試験日)を決めると人はそこを目標にモチベーションと計画性を持って挑めるからです。
- AWSの試験予約は自身の好きな日時から選択できる上、後から予約日時の変更も可能なのでとりあえず行けそうな日で受験申し込みをしてしまうのがおすすめです。
- 個人的には後述のUdemyの内容量などを参考に一ヶ月としました。
② Udemyをひたすらやる!
- 正直言います。下記のUdemyの模擬問題集をやれば十分合格は可能です。
- 上記のコースは程よい問題数かつ種類が豊富で隙間時間でもサクサク進められます。
- 筆者の体感では繰り返し実施することを踏まえても一ヶ月で消化するのにちょうど良い量です。
- お値段はそれなりにしますが、これさえやれば受かると思えばそこまで高くは感じないかなと思います。
- なお私の場合は会社で申し込んでいたUdemyBusinessを使いこちらを受講しました。
[Point]
・目安としてはこのコースの各模擬試験(計6回分)を90%以上取れるようになるまで繰り返し実施しましょう。
・また、模擬問題を進めるにあたって不正解の選択肢についてなぜ不正解なのかを頭の中で答えられるようにすることが大事です。
こちら以外のコースや教材でももちろん良いですが、最新の受験版である「CLF-C02版」を選びましょう。(2023/2時点)
③ 「AWS CAF」と「AWS Well-Architected Framework」は公式HPを暗記する!
- これから学習を始める方はこれらの単語は初見と思いますが、これらについて試験で多く問われるため、前述のUdemyに加えて、公式HPも併せて学習することをお勧めします。
AWS CAF
- 「AWS CAF」とは「AWS クラウド導入フレームワーク」といい、名前の通りクラウド導入を支援するためのフレームワークです。
- CAFはさらに6つのパースペクティブで構成されており、試験ではそれぞれのパースペクティブの機能について問われます。
- 全てを覚えるとかなりの量なのですが、試験対策としてはそれぞれの機能をキーワードとして覚えれば十分戦えます。
- イメージとしては上記公式サイトの「基本的な機能」に記されている6色の表を覚えるイメージです。(表は英語ですが、画像検索で日本語版もありました。)
- 「XX機能はYYパースペクティブの機能だ!」と早押しクイズの要領で答えられるレベルになればOKです。
- もちろん機能の詳細等を問われることもありますが、基本的には上記のレベルで良いです。
AWS Well-Architected Framework
- AWS Well-Architected Frameworkとは、クラウドのベストプラクティスについて定めたフレームワークです。
- こちらもAWS CAFと似ており、6つの柱から構成されるフレームワークとなっています。試験ではそれぞれの柱ごとに定められている「設計原則」について問われることが多いです。
- こちらも「XXはYYの柱の設計原則の一つだ!」と言えるようになるところがゴールです。ただし、一つ注意点として、問題によっては一言一句公式のままでは出題されないケースがあるため、ワードを丸暗記と言うよりは各設計原則の「意味合い」を理解するようにしましょう。(このあたりは前述のUdemyの模擬問題で慣れておくと良いです。)
やっておいた方がいいこと
実際にAWS環境を構築し、サービスに触れる。
- 実際に触って動かしてみることはサービスの理解と記憶の定着に効果的ですので、お時間に余裕がある方はぜひ環境を作ってみることをお勧めします。
- 筆者はあくまで試験の合格を目標にテキストベースで学習を進めましたが、直近の実務でAWSを扱う方や普段の学習をハンズオンを中心に進める方はサービスを動かしながら学習を進めていただくと良いと思います。
実際どれくらいやればいいの?
- 時間で言うと、筆者の場合は平日は隙間時間をメインに平均0.5h、土日はある程度まとまった時間が確保できたので4,5hほどだったかと思います。
- 上記より勉強時間が取れない方は一ヶ月より余裕を持って計画をした方が良いかもしれません。
最後に
- この記事通りに学習することで合格を保証することはできませんが、本稿を参考により多くの方がAWS Certified Cloud Practitionerに合格することを願います。