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AWSでコスト削減する時の流れ

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請求書をみる

「Billing → サイドメニューの請求書」で表示する。
IAMユーザーに請求情報のアクセス権限がないと見れないので注意。

 アカウントの請求情報の表示を IAM ユーザーに許可するにはどうすればよいですか?

先月を選択して、1ヶ月間でどのサービスにどれくらいのコストがかかっているかを確認する。
使っている心当たりがないサービスがないか確認して、ある場合はリソースを削除するなり機能オフにするなり対応する。たまに、検証のために試しに使ってみたサービスがそのままになっていて課金されている場合がある。

さらに各サービスの詳細を確認する。
例えば、EC2の場合はどのインスタンスタイプを何時間分使っていていくらかかっているか、EBSにいくらかかっているか、ELBにいくらかかっているか等が確認できる。

料金体系を把握していないものがあったらAWS公式ページで確認する。
「〇〇(EC2、EBSなど) 料金」でググれば簡単に探せる。
例えば、EBSはインスタンスにアタッチされていなくても作成されていれば課金される。

Cost Explorerをみる

「Billing → Cost Explorer → コストエクスプローラーを起動」で表示する。

「サイドメニューの推奨事項 → リソース最適化の推奨」をみて、EC2についてTerminateもしくはインスタンスタイプの変更(安いインスタンスタイプに変更)の推奨があるかどうか確認し、あれば対応する。

リザーブドインスタンスへの変更の推奨事項がある場合は、サービス継続の見通し等を考慮して対応するかどうか検討する。

Trusted Advisorをみる

「Trusted Advisor → サイドメニューのコスト最適化」で表示する。

使用率の低いEC2インスタンスやLoad Balancer、RDS等がないか確認して、あれば削除できないか検討して対応する。

Cost Explorerは2020年4月時点ではEC2だけにしか対応していないが、Trusted AdvisorはRDS等の他サービスにも対応している。
しかし、インスタンスタイプの変更(安いインスタンスタイプに変更)の推奨事項が表示されるのはCost Explorerだけで、Trusted Advisorには表示されない。
(ちなみにCost ExplorerとTrusted Advisorの違いは色々あるが最大の違いはTrusted Advisorは1つのアカウント上の情報しか見れないがCost Explorerは複数のアカウントの情報をまとめて見れるところ)

削減できる箇所を考える

たいてい、コストがかかっているのは、EC2・RDS・ElastiCacheあたり。
それぞれについてサービスに影響がない範囲でコスト削減できないかを考える。

EC2

インスタンスの数を減らせないか、インスタンスタイプを小さくできないか、インスタンスを停止できる時間帯がないかという観点で検討する。

インスタンスを停止できる時間帯がないかという観点では、夜は縮退稼働しても問題なかったり、検証環境は夜と休日は完全に止めても問題なかったりするので検討する。

インスタンスの自動起動・停止には AWS Instance Scheduler を使う。

Auto Scalingを使っている場合は、AWS Instance SchedulerではなくAuto Scalingグループのスケジュールされたアクションを使って自動起動・停止を行う。

また、アタッチされていないEBSがないかも合わせて確認し、あれば削除する。

RDS

検証環境で停止しても問題ない時間帯がある場合はEC2と一緒にRDSも停止する。

インスタンスの自動起動・停止には AWS Instance Scheduler を使う。

ElastiCache

ノードタイプを小さくできないか、ノードを減らせないかという観点で検討して対応する。

その他

請求書の内容をじっくり見て、他にコスパ(コスト削減にかける時間と削減できるコストのバランス)の良い対応を検討して実施する。

記事投稿日:2020/4/17

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